2020年12月07日

12月5日「ボラ協あったかまつり」で映画『ダンシングホームレス』上映会開催しました。

昨夜からの雨も上がり晴天に恵まれた12月5日(土)に、静岡県総合社会福祉会館シズウエルにて、「ボラ協あったかまつり」が開催され、その特別企画として映画『ダンシングホームレス』上映会が7階大会議室にて行われました。
この上映会は、コロナ禍の中での開催であるため、密を避けるために50名を上限と限定した開催となりましたが、上映前から会場に足を運びビッグイシューを買い求める方がいたなど、ビッグイシューや映画『ダンシングホームレス』を目的で来場した方、ボラ協まつりに参加して興味を持たれて来場した方など、関心がある多くの人たちの集まりになりました。
映画を鑑賞して、参加者はどんな感想を持ったでしょうか。ホームレス状態の一人ひとりと向き合うことの意味など、感じ取っていいただけたのではないかと思います。参加者が、様々な場面で今日の経験を活かし、また多くの方にこのことを伝えていただけることを期待しています。
会場では、ビッグイシューのバックナンバー販売も実施。今回の販売は学生ボランティアの協力をいただき、日頃から愛読している人や新たに読者となった人など多くの方に購入していただきました。
ボラ協あったかまつりボランティアとして参加していた学生がビッグイシュー販売に協力してくれたこと、また多くの学生が映画も鑑賞していたことも、今回の上映会の意味があったと思っています。新たな将来につながる読者なり活動の協力者が生まれるのではないでしょうか。
終了後に、ある学生が感想を寄せてくれました。
「今まで”ホームレス”という人がいるということは聞いていましたが、どんな状態や生活をしているなどは知りませんでした。この映画を観てその様子が分かったことがとても良かったです」。
映画を感じ取ってくれた素直な感想です。静岡では、東京や大阪のように、駅前などでホームレス状態の人たちを見掛けることはほとんどありません。この映画を通じてそのことを見聞できたことは良い機会であったと思います。「まずは、ビッグイシューを読んでみてください」とその学生には伝えましたが、今後どう彼女が行動に移してくれるか、本当に期待していきたいです!
協力してくれた学生の皆さまに感謝いたします。
なお、バックナンバーとして販売しました20冊の手数料(1,800円)は、読者会の活動として活用させていただきます。

この上映会は、主催者である県ボランティア協会から要請をいただき、実現に至りました。配給元の東京ビデオセンターにも自主上映会として承認をいただき開催できました。改めて、ご協力ご尽力いただいた皆様に感謝いたします。

これで、10月18日の「めぐるりアート静岡」イベントにおける上映会、そして今回のボラ協あったかまつりにおける上映会と、静岡市内における2回の上映会は終了しました。コロナ禍という厳しい環境下ではありましたが、両会場で約200名に映画『ダンシングホームレス』を鑑賞していただくことができ、読者会として運営に関わった者として、とてもうれしく思います。

来年2月14日(日)には、今度は浜松市において「県ボランティア研究集会」のイベントとして映画上映会と「新人Hソケリッサ!」公演を開催します。読者会として実行委員会に加わり準備を進めていますので、改めてこのブログにて紹介します。こうご期待ください!!


最新号396号の紹介】
スペシャルインタビューは、宮本 亞門さん
世界を股にかけ、数々の舞台作品を演出。その傍ら、社会問題にも積極的に取り組んできた宮本亞門さん。犬や猫の殺処分ゼロを目指す活動、前立腺がんの経験、コロナ禍で仕事仲間を喪う中、改めて見いだしたミュージカルの魅力を語っています。宮本さんは、様々な書籍等で、ビッグイッシューの雑誌としての魅力なども紹介しているビッグイシューの長年の愛読者でもあります。

特集は、「クラウドファンディング、その先へ」
「クラウドファンディング」は、何かを志す人の夢や問題解決のための新しいアイディアを実現する方法として活用が進んできています。クラウドファンディングとは「群衆(crowd)」と「資金調達(funding)」を組み合わせた言葉。“担保”が必要な金融機関に対し、アイディアのおもしろさ、意外さが社会に波紋を広げ、活用されてきています。
「READYFOR」の米良はるかさんと徳永健人さん、「congrant」の佐藤正隆さん、「GoodMorning」の酒向萌実さんがそれぞれの取り組みを紹介しています。活動を更に高めるための資金づくりに悩んでいる各団体に参考としていただきたい特集です。

また、誌面では、ひとり親世帯への支援をしている「川越子ども応援パントリー」の活動を紹介、雨宮処凛さんの活動日誌は生活保護をめぐる「アパート転宅」の問題を提起しています。興味深い、記事がいっぱいの396号です。


ビッグイシューは、フェアトレードショップの「Teebom」(静岡市葵区駿府町1-50)、
「晴天」(浜松市東区有玉南町2350-4)で毎号販売しています。バックナンバーも注文できます。
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Posted by ビッグイシュー静岡読者会 at 12:19Comments(0)イベント開催しました