2020年12月21日
来年2/14浜松で雨宮処凛さん講演と映画「ダンシングホームレス」上映会、ソケリッサ公演を開催!
映画『ダンシングホームレス』は、10月と11月に静岡市において2回上映会を開催し、コロナ禍において人数制限を設けながらも両会場で約200名に鑑賞していただきました。







上映会後にメールなどで感想がありました。「①ホームレスのイメージが全く変わった。一括りにできない人生がある、②経済的・物資的支援だけではなく、人間の尊厳や可能性を尊重し自立への足掛かりとする大切さを感じた!③支援している人の自然さや謙虚さ、情熱が印象的であった」などで、映画を通じてホームレス状態の一人ひとりと向き合う大切さを感じてもらえたように思います。
その映画を今度は、浜松市の福祉交流センター(浜松市中区成子町140-8 TEL 053-452-3131)において「ボランティア研究集会」の研究テーマとして上映することになりました。
それも午前中に雨宮処凛さんの「コロナ禍の貧困の現場から見えてきたこと」というテーマによる基調講演、第3分科会で映画『ダンシングホームレス』上映と出演者による生トーク、そして研究集会最後の全体会において「新人Hソケリッサ!」による「日々荒野」公演と同日にすべて行います。


どん底を経験した路上生活経験者の”生きる舞”
彼らの姿を追ったドキュメンタリー映画と出演者による生トーク
ホームレス状態の一人ひとりの人生を観て感じて一緒に考えてみましょう。
[テーマ]
①ホームレス状態の一人ひとりと向き合う
②「ビッグイシュー」とできること
③「フェアトレードショップ」とできること

・路上生活という経験から生み出される肉体表現
・切なくユーモラスなこれまでにないダンスドキュメンタリー
[ゲストトーク]
・アオキ裕キさん(アオキカク代表、ダンサー、振付家、「新人Hソケリッサ!」主宰者)
・新人Hソケリッサ!(路上生活経験者のダンスグループ)
・雨宮処凛さん(作家、活動家、認定NPO法人ビッグイシュー基金相談役)
[事例報告者]
・三室千菜美さん(フェアトレードショップ「晴天」店主)
・大滝正さん(「ビッグイシュー静岡読者会」世話人)

この「新人Hソケリッサ!」のパフォーマンスが、浜松市福祉交流センターにて観られます。
どなたでも参加できますが、参加費が1,000円になります(高校生以下は無料)。参加申込書もそのHPからダウンロードできます。分科会は、第3分科会を第1希望にしてもらえれば映画を鑑賞することができます。
申し込み締め切りが1月22日となりますので希望する読者はFAXによる手続きをお願いします。
なお、会場は感染防止策を施して開催しますので参加者側も来場時には防止策を遵守しながらの観賞をお願いします。
コロナ禍の今だからこそ、その実態を雨宮さんの講演で理解し、生きることを問いかける映画、そしてソケリッサメンバーによるストリートパフォーマンスを一緒に観て感じて考えてみましょう。
最新号397号の紹介】
スペシャル企画:PEANUTS 70周年 スヌーピーと仲間たち
1950年に米国7つの新聞で連載が始まったコミック『ピーナッツ』。あれから70年の今年、日本では全1万7897編を時系列に収めた『完全版 ピーナッツ全集』が刊行されました。その訳者で詩人の谷川俊太郎さんから書き下ろし詩が届き、メールインタビューも行い、作者のチャールズ・M・シュルツが長年居を構えたカリフォルニア州サンタローザの地元紙『The Press Democrat』による70周年の記念記事を紹介しています。

特集:こんにちは!絶不調
年に1回、いや数回、つらいことがあって落ち込むことや、理由ははっきりしないのにどうにもならない“絶不調”の時があったりしませんか? コロナ禍の影響もあって今年はそんなことが多かったかもしれません。あなたはそんな時、どう過ごしていらっしゃいますか?
様々な階層の10人の自分だけの精神安定法、とっておきの「気晴らしの術」、その処方箋を紹介しています。
【香山リカさん(精神科医)エリック・マタレーゼさん(anaguma文庫)串崎真志さん(心理学者)長嶋祐成さん(魚譜画家)牛谷智一さん(動物心理学研究者)若菜晃子さん(編集者)本田由紀さん(教育社会学者)向谷地生良さん(浦河べてるの家)清水眞砂子さん(翻訳家)津村記久子さん(作家)】
つらくなる前のヒントがあります!

その他の記事にも注目しましょう。「子ども140万人に、学校閉鎖中も無料給食を継続」イングランドのサッカー選手が始めた取り組みを紹介しています。
ビッグイシューアイでは、「10月の自殺者、女性・若者が大幅増」としてNPO法人自殺対策支援センターライフリンクの清水康之さんに話を聞いています。
コロナ禍で何が起きているのか、何をやらなければならないかを考える貴重な記事です。

ビッグイシューは、フェアトレードショップの「Teebom」(静岡市葵区駿府町1-50)、
「晴天」(浜松市東区有玉南町2350-4)で毎号販売しています。バックナンバーも注文できます。
2020年12月15日
12/18~1/7静岡シネギャラリーにて「スパイの妻」上映。ビッグイシュー392号も販売!
10月18日に映画「ダンシングホームレス」の上映会を開催しましたサールナートホールの静岡シネギャラリー(静岡市葵区御幸町11-14)にて、映画「スパイの妻」を12月18日(金)~1月7日(木)の3週間上映します。



静岡シネギャラリーの情報は、公式HPから。⇒HP

ビッグイシュー392号では、「スパイの妻」の主演女優である蒼井優のスペシャルインタビューを掲載していますので、静岡シネギャラリーのご配慮により、上映会会場にて392号を販売することになりました。

「映画に人生を救われてきた」と語る彼女が、コロナ禍で気付かされた”大切なもの”について語っています。
「スパイの妻」では、太平洋戦争前夜の日本を舞台に自分の信念を貫き通す女性を演じています。

ビッグイシュー392号特集は、アップデートしたい「LGBT」。
セクシュアリティの4つの要素(法律上の性別、性自認、性表現、性的指向)を捉えて理解すること、
11人に1人いるとも言われている「LGBT」を含むセクシュアルマイノリティ(性的少数者)を紹介しています。
誰もが「性」の奥深さを理解し、彩りの豊かな、自由に生きられる社会にしたい。
そのことを訴えかける特集で、発売した以降に大変な好評を得ており、読者会のイベント販売でも常に完売の号です。
ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受けて話題の映画「スパイの妻」を観ませんか。
そして、蒼井優インタビューとLGBT特集のビッグイシュー392号を購読してみてください。
すでに購読済みの読者は、知人友人への紹介もお願いします。
2020年12月07日
12月5日「ボラ協あったかまつり」で映画『ダンシングホームレス』上映会開催しました。
昨夜からの雨も上がり晴天に恵まれた12月5日(土)に、静岡県総合社会福祉会館シズウエルにて、「ボラ協あったかまつり」が開催され、その特別企画として映画『ダンシングホームレス』上映会が7階大会議室にて行われました。




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この上映会は、コロナ禍の中での開催であるため、密を避けるために50名を上限と限定した開催となりましたが、上映前から会場に足を運びビッグイシューを買い求める方がいたなど、ビッグイシューや映画『ダンシングホームレス』を目的で来場した方、ボラ協まつりに参加して興味を持たれて来場した方など、関心がある多くの人たちの集まりになりました。

映画を鑑賞して、参加者はどんな感想を持ったでしょうか。ホームレス状態の一人ひとりと向き合うことの意味など、感じ取っていいただけたのではないかと思います。参加者が、様々な場面で今日の経験を活かし、また多くの方にこのことを伝えていただけることを期待しています。
会場では、ビッグイシューのバックナンバー販売も実施。今回の販売は学生ボランティアの協力をいただき、日頃から愛読している人や新たに読者となった人など多くの方に購入していただきました。

ボラ協あったかまつりボランティアとして参加していた学生がビッグイシュー販売に協力してくれたこと、また多くの学生が映画も鑑賞していたことも、今回の上映会の意味があったと思っています。新たな将来につながる読者なり活動の協力者が生まれるのではないでしょうか。
終了後に、ある学生が感想を寄せてくれました。
「今まで”ホームレス”という人がいるということは聞いていましたが、どんな状態や生活をしているなどは知りませんでした。この映画を観てその様子が分かったことがとても良かったです」。
映画を感じ取ってくれた素直な感想です。静岡では、東京や大阪のように、駅前などでホームレス状態の人たちを見掛けることはほとんどありません。この映画を通じてそのことを見聞できたことは良い機会であったと思います。「まずは、ビッグイシューを読んでみてください」とその学生には伝えましたが、今後どう彼女が行動に移してくれるか、本当に期待していきたいです!
協力してくれた学生の皆さまに感謝いたします。
なお、バックナンバーとして販売しました20冊の手数料(1,800円)は、読者会の活動として活用させていただきます。
この上映会は、主催者である県ボランティア協会から要請をいただき、実現に至りました。配給元の東京ビデオセンターにも自主上映会として承認をいただき開催できました。改めて、ご協力ご尽力いただいた皆様に感謝いたします。
これで、10月18日の「めぐるりアート静岡」イベントにおける上映会、そして今回のボラ協あったかまつりにおける上映会と、静岡市内における2回の上映会は終了しました。コロナ禍という厳しい環境下ではありましたが、両会場で約200名に映画『ダンシングホームレス』を鑑賞していただくことができ、読者会として運営に関わった者として、とてもうれしく思います。
来年2月14日(日)には、今度は浜松市において「県ボランティア研究集会」のイベントとして映画上映会と「新人Hソケリッサ!」公演を開催します。読者会として実行委員会に加わり準備を進めていますので、改めてこのブログにて紹介します。こうご期待ください!!
最新号396号の紹介】
スペシャルインタビューは、宮本 亞門さん。
世界を股にかけ、数々の舞台作品を演出。その傍ら、社会問題にも積極的に取り組んできた宮本亞門さん。犬や猫の殺処分ゼロを目指す活動、前立腺がんの経験、コロナ禍で仕事仲間を喪う中、改めて見いだしたミュージカルの魅力を語っています。宮本さんは、様々な書籍等で、ビッグイッシューの雑誌としての魅力なども紹介しているビッグイシューの長年の愛読者でもあります。

特集は、「クラウドファンディング、その先へ」
「クラウドファンディング」は、何かを志す人の夢や問題解決のための新しいアイディアを実現する方法として活用が進んできています。クラウドファンディングとは「群衆(crowd)」と「資金調達(funding)」を組み合わせた言葉。“担保”が必要な金融機関に対し、アイディアのおもしろさ、意外さが社会に波紋を広げ、活用されてきています。
「READYFOR」の米良はるかさんと徳永健人さん、「congrant」の佐藤正隆さん、「GoodMorning」の酒向萌実さんがそれぞれの取り組みを紹介しています。活動を更に高めるための資金づくりに悩んでいる各団体に参考としていただきたい特集です。

また、誌面では、ひとり親世帯への支援をしている「川越子ども応援パントリー」の活動を紹介、雨宮処凛さんの活動日誌は生活保護をめぐる「アパート転宅」の問題を提起しています。興味深い、記事がいっぱいの396号です。

ビッグイシューは、フェアトレードショップの「Teebom」(静岡市葵区駿府町1-50)、
「晴天」(浜松市東区有玉南町2350-4)で毎号販売しています。バックナンバーも注文できます。