2021年07月20日

①販売者によるビッグイシュー「定期購読」の発送業務について、②411号発売中。

ビッグイシューを定期購読している読者の皆様、郵送されてくる封筒に販売者からのメッセージが書かれたシールが添付されているのに気付かれましたか?
(写真では加工してありますが、販売者の実名入りです)

ビッグイシューの販売者に渡る収益は、路上販売により450円の雑誌が1冊売れるごとに230円となっています。
郵便による定期購読の場合は、販売者への直接的な還元はなく、売り上げは雑誌の継続的な発行や販売サポートに充てていました。
しかし、コロナ禍により路上販売が減少している販売者への支援として、2020年11月15日から定期購読者や図書館への雑誌発送をは販売員の仕事として開始しています。
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(写真は、ビッグイシューHPより)

現在では、全国約2200の定期購読者に対して販売者の中で希望する人が順番で発送作業を行い、小商い(小さな仕事)として収入を得る仕組みとして定着しています。
※発送作業を行う販売者には、個人情報の取り扱いに関する取扱いに書面で合意してもらい、コーディネーター役の事務スタッフと確認しながら進めています。

定期購読・図書館購読の発送作業日は、毎月1日・15日の最新号発売日の前日。発売日前日になると、路上での売り上げが芳しくないことが多く、その意味でも現金収入が見込める仕組みが販売員に喜ばれています。
販売者からは「路上の売れ行きも落ちているときなので、現金収入があるのはとても助かる」という声も聞かれています。

そして2021年7月からは、それぞれの発送担当者が誰かわかるよう、記名入りシールの貼付を始めました。販売者の仕事のやりがいにもつながる上、お客様もつながりを感じられると好評なようです。

定期購読することでも、多くのホームレスの生活改善につなげることができます。知人友人にもご紹介ください。
現在3か月間の購読から始める「第6次「コロナ緊急3ヵ月通信販売」実施中です。 ⇒ こちらから


ビッグイシュー411号発売中です。

いよいよ2020東京オリンピックが始まります。
「私の分岐点」は、元バトミントン選手の高橋 礼華さん。
分岐点はと聞かれ、「人生の輝ける瞬間は次々に塗り替えられていくと考えていて・・・」と、ダブルスで金メダルを獲得したリオ五輪だけではないと答えています。また、「決断は早いほう」と言い、「バトミントンという瞬時の決断が求められる競技を続ける中で鍛えられたのかもしれない」「私生活含めて自分の決断を後悔することはない」と語っています。サバサバした性格と言っていますが、常に前を向いている姿勢が感じられるインタビューです。

特集は、究極の自由メディア「ZINE」
持たざる者の、自由なアナログメディアの”ZINE”。ジンは、誰もが自由に自分の意見や感覚を発信する少部数の出版物です。
自分を理解し、自分を伝えるエクササイズとして広がっています。
自身もジンを作ってきた野中モモさんは「もともと持たざる者のメディア。大きな資本力もコネも持たない個人が今すぐ何かを伝えるため、手作りし共有してきた“オルタナティブ・カルチャー”を育むプラットフォームです」と言っています。
野中さんに、ジンの歴史をはじめジンの世界の魅力を。また、ジンを読み語る3つの集い「Morning Zine Circle」「ZINPHONY」「Our Table for zine sharing」のみなさんにインタビューしています。

スペシャルインタビューは、オーランド・ブルーム
『ロード・オブ・ザ・リング』のレゴラス役で多くのファンを獲得し、その後『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『ホビット』シリーズなどアクション・ファンタジー映画に欠かせぬ存在ともなったオーランド・ブルーム。ハリウッドの同世代が次々と銀幕を去る中、今もなお存在感ある俳優です。ビッグイシュー英国版で、若き日々を振り返っています。

その他、「先住民の土地で原生林の伐採」が問題となっているカナダ・バンクーバー島からのレポート「復帰運動に火をつけたおばぁの”サンマ裁判”映画『サンマデモクラシー』」の紹介など読みどころいっぱいの411号となっています。


ビッグイシューは、フェアトレードショップの「Teebom」(静岡市葵区駿府町1-50)、
「晴天」(浜松市東区有玉南町2350-4)で毎号販売しています。
バックナンバーも注文できます。
詳しくは、下記をご覧ください。   

  


Posted by ビッグイシュー静岡読者会 at 15:14Comments(0)読者の皆さんへの報告

2021年07月06日

410号(2021.7.1)発売中!特集「枝元なほみさんの夏の在宅自炊指南~えいやっと作って元気に暮らす~」


ビッグイシュー410号(2021.7.1)が発売中です。
特集は、料理家 枝元なほみさんによる『夏の在宅自炊指南 「えいやっ」と作って元気に暮らす』
コロナ禍で外出自粛が続くなか、自炊が増えている人も多いと思います。 でも毎日のことで献立がマンネリになったり、作ること自体めんどうくさくなっていることはありませんか?
そんな皆さまに、枝元なほみさん(料理研究家)が、384号「在宅自炊指南」特集(2020.6.1)に続いて“夏の在宅自炊指南”を提案してくれます。
そのコンセプトは、おいしそうな彩りが食欲をそそり、「えいやっ」とすぐに作りたくなるメニュー!!
夏の暑さに負けてつい、あっさりした麺類などに走りがちですが、栄養が偏らないような工夫や、手間を減らす作り置きなどの知恵を紹介しています。
早速試してみて、このコロナ禍におけるつらい夏を乗り越えましょう!
枝元なほみさんは、認定NPO法人「ビッグイシュー基金」の共同代表でもあります。
昨年の10月には、枝元さんの構想により、ビッグイシューが生活困窮者支援と食品ロス解消のために「夜のパン屋さん」を始めています。
ビッグイシュー誌面では、395号(2020.11.15)で紹介しています。
この活動は、NHKでも取り上げられて注目されています。 ⇒  こちら

ビッグイシューの活動に協力していただいている枝元なほみさんの料理そして活動にこれからも注目していきたいと思います。

その他の記事では、アカデミー賞で3冠に輝いた映画『ノマドランド』が描いている米国のノマドを紹介している特集があります。
「車上生活者10万人以上 年金で暮らせず、働きながら移動する高齢女性たち ~映画『ノマドランド』が問いかけたもの」
この映画の原作はジェシカ・ブルーダーによるノンフィクション『ノマド:漂流する高齢労働者たち』(2018年刊)
定年を過ぎても働かざるをえないリーマンショック不況で急増した車上生活者の背景をまとめています。
ブルーダーはノマドがコミュニティを形成していることに注目し語っています。
「ノマドの人たちの多くが単身で車上暮らしをしているのにコミュニティを形成している。それがお互いにとって物資両面でのセーフティーネットにもなっている。これは私たちの文化に対する辛辣な批判と言えそう」
「物資的資源が全く足りてない彼らが唯一持っているのが人とのつながり。それこそがノマドらしさを最もよく物語っている」と。

ビッグイシューは、フェアトレードショップの「Teebom」(静岡市葵区駿府町1-50)、
「晴天」(浜松市東区有玉南町2350-4)で毎号販売しています。
バックナンバーも注文できます。
詳しくは、下記をご覧ください。   
現在、第6次「コロナ緊急3ヵ月通信販売」の募集中です!!。通信販売もご利用ください。
ビッグイシューのHPから申し込みできます。 ⇒ こちらから



  


Posted by ビッグイシュー静岡読者会 at 16:04Comments(0)読者の皆さんへの報告