2022年01月03日

「2/13(日)県ボランティア研究集会」参加申込み受付中! 422号誌面マイ・オピニオンに開催案内掲載


明けましておめでとうございます。
今年も「ビッグイシュー静岡読者会」をよろしくお願いします。

2月13日(日)浜北文化センターにて開催される「第43回静岡県ボランティア研究集会」の参加申し込みを受け付け中
です。


ビッグイシュー422号(1月1日号)のマイ・オピニオン欄にて、読者として開催を告知させてもらいました。
この研究集会、開催を1年延期したことにより、このコロナ禍における2年間の状況を振り返るイベントとしてより大きな意味を持つものとなっていると思います。
この研究集会の基調講演を行う雨宮処凛さんは、ビッグイシュー416号(2021.10.1)の特集「貧困緊急事態 ――コロナ禍の1年半に」にて、このコロナ禍を「ぎりぎりの生活へ、トドメの一撃」と表現しています。
その一撃となったコロナ禍の影響を改めて認識した機会がありました。
昨年12月31日大晦日と今年1月1日元旦の年越し2日間、東京新宿区大久保公園にて労働組合や弁護士などが主催した『コロナ禍支援 年越し相談村』が開催され、「ビッグイシュー静岡読者会」のボランティアとして参加しました。
相談会実行委員会の集計では、2日間で約450名を超える人が来場、相談対応した人も約380名。相談者の傾向としては、40代50代の働き盛り層が多く、また医療相談や食糧支援を求めて来場する人が多くいたなど、救いを求める来場がありました。女性の相談コーナーを設けたことからも、女性も多く来場しており、「食品お渡し」ブースにも多くの女性が並んでいました。
まさに「トドメの一撃」による影響は、様々な層に影響を及ぼしています。

このような実態を、今回の研究集会において、雨宮処凛さんが基調講演として『コロナ禍の貧困の現場から見えてきたこと』のテーマで、「貧困・支援現場の実態」「これまでの支援との違い」「若者・女性の困窮」などの話をしていただけます。そして、参加するボランティア一人一人が何ができるのかを示していただけます。

静岡県内で生活している人には実感できていないかもしれない実態を、しっかり学ぶことは重要であると思い、この基調講演を設定させていただきました。

また、集会の午後に開催します第3分科会においては、「生活困窮から再生へ~映画『ダンシングホームレス』を観て考える」をテーマに開催します。
映画は、路上生活経験者で構成されるダンスグループ「新人Hソケリッサ!」の姿を追ったドキュメンタリーですが、ホームレス状態に置かれている人の実態や考えそして再生にかける想いなどが理解できる映画です。そのメンバーの多くが、販売者として路上でビッグイシューを販売しています。


そして、最後の「全体会」においては、映画『ダンシングホームレス』に登場する「新人Hソケリッサ!」がステージ上で、生のパフォーマンスを披露します。
東京や大阪で、駅前の路上などで演じられている迫力あるパフォーマンスを会場にてご覧ください。(写真は、2020年10月31日、11月1日に東静岡駅前で開催した時のスナップです)
「浜松浜北文化センター」の大ホールを会場として実施する「第43回静岡県ボランティア研究集会」ですが、大ホールのキャパ人員1,200人のところを、感染予防も考慮して300人に定員限定して開催します。
したがって、参加する方は、早めの申し込みをお願いします。
Web申込みが便利です。

この「コロナ禍」というパンデミック下に、何が起き、何が問題になっているのか、何ができなかったのかをしっかり認識し、この経験を風化させずに次につなげていくためにも是非とも来場していただきたいと思います。
  


Posted by ビッグイシュー静岡読者会 at 12:20Comments(0)イベント開催します読者の皆さんへの報告