2021年10月15日

2021年10月15日『ビッグイシュー静岡読者会』は設立2周年を迎えました。

2021年10月15日(金)に、『ビッグイシュー静岡読者会』は創設から2周年を迎えることができました。
2019年に「ビッグイシュー日本東京事務所」においてボランティアとして活動し、販売者やスタッフの皆様と触れ合えたことはとても貴重な経験でした。ホームレス問題に取り組んでいるこのビッグイシューの活動をもっと多くの人に知ってもらいたいとの思いで、静岡において雑誌ビッグイシューの読者の皆様と連携できる活動ができないかと考え、2019年10月15日に『ビッグイシュー静岡読者会』を立ち上げました。創設にあたっては、
「ビッグイシュー日本」と「静岡市清水市民活動センター」にご指導ご支援をいただき改めて感謝します。

※創設以降の経過、そして1年間をまとめた昨年のブログは、下記を参照してください ⇓

創設から諸活動を経て2年を経過できたこと、コロナ禍の中で十分な取り組みができなかったこともありましたが、様々な場面で読者会の活動に協力していただいた皆様に心から感謝いたします。

2020年10月以降の2年目の活動を簡単に振り返ってみます。

1】映画『ダンシングホームレス』上映会 
2年目のスタートは、大きなイベントから始まりました。静岡市他主催の「めぐるりアート静岡2020」の関連イベントとして、10月18日(土)に映画『ダンシングホームレス』上映会を読者会が共催団体として関わりサールナートホールにて開催できました。
【主催】:静岡県立美術館、静岡市立美術館、静岡市 【運営】:公益財団法人静岡市文化振興財団 【共催】(上映会):ビッグイシュー静岡読者会、サールナートホール(静岡シネギャラリー) 【後援団体】(上映会)社会福祉法人静岡市社会福祉協議会、特定非営利活動法人静岡県ボランティア協会、静岡地域労働者福祉協議会、有限会社ビッグイシュー日本、認定NPO法人ビッグイシュー基金
2021年10月15日『ビッグイシュー静岡読者会』は設立2周年を迎えました。
2021年10月15日『ビッグイシュー静岡読者会』は設立2周年を迎えました。

会場は、密を避けてキャパ1/2を定員としましたが前売り券の120枚は1週間前に完売、当日券を30枚準備しましたが、朝の受付前から15名が並ぶほどの盛況でした。
当日は、映画に出演している路上生活経験者からなるダンスグループ「新人Hソケリッサ!」の主宰者である振付師のアオキ裕キさんも参加していただき、映画上映会の後には、ポストトークも開催しました。
この映画は、路上生活者、元路上生活者がメンバーのダンスカンパニー『新人Hソケリッサ!』を追ったドキュメンタリー映画です。どん底を経験したホームレスの”生きる舞”が個々の人生を捉えながら描かれていきます。
上映後には、「①ホームレスのイメージが全く変わった。一括りにできない人生がある。②経済的・物資的支援だけではなく、人間の尊厳や可能性をいかに尊重して自立への足掛かりとする大切さを感じた。③支援している人の自然さや謙虚さ、情熱が印象的であった。」などの感想が寄せられました。ホームレス状態の一人ひとりの人生を、観て感じて考える映画を、参加者はそれぞれの感性で捉えていただけたと思っています。
2021年10月15日『ビッグイシュー静岡読者会』は設立2周年を迎えました。

そして、会場内にて、読者会として雑誌ビッグイシューのバックナンバーを販売し、多くの方に購入していただきました。
2021年10月15日『ビッグイシュー静岡読者会』は設立2周年を迎えました。

改めてこの上映会開催に際し、ご協力いただきました「めぐるりアート静岡」の関係者の皆様、サールナートホールの皆様、後援していただきました静岡市社会福祉協議会、静岡地域労働者福祉協議会、静岡県ボランティア協会そしてビッグイシュー日本と認定NPO法人ビッグイシュー基金の皆様に感謝いたします。


2】『新人Hソケリッサ!』公演会 
「めぐるりアート静岡2020」の関連イベントとして、10月31日(土)11月1日(日)に3回公演で東静岡アート&スポーツ/ヒロバにて、『新人Hソケリッサ!』のダンスパフォーマンス「日々荒野」が開催されました。
読者会も運営に参加し、12月開催の「ボラ協あったかまつり」における映画『ダンシングホームレス』上映会チラシも来場者に配布しました。
2021年10月15日『ビッグイシュー静岡読者会』は設立2周年を迎えました。
『新人Hソケリッサ!』からは、アオキ裕キさん、西篤近さん、平川収一郎さん、渡邉芳治さん、山下幸治さんの5名が参加しています。
2021年10月15日『ビッグイシュー静岡読者会』は設立2周年を迎えました。
会場には、県内各地から、また東京からソケリッサを応援している方も参加して、とても多くの方がダンスパフォーマンスを楽しみました。10月18日の上映会を鑑賞し、そして今回来場した方も多く見受けられました。
10月31日は夕暮れ公演となり幻想的な世界観の中でのパフォーマンス、そして。11月1日の2回公演は、ソケリッサの皆さんの迫力満点のパフォーマンスとなりました。
東京の駅前などで公開されていたこのダンスパフォーマンスが静岡で開催でき、多くの方が集まり喜んでくれたことに、運営に関わった読者会として、とてもうれしく楽しい2日間でした。


3】「ボラ協あったかまつり」における映画『ダンシングホームレス』上映会 
12月5日(土)に、静岡県総合社会福祉会館シズウエルにて、「ボラ協あったかまつり」が開催され、その特別企画として映画『ダンシングホームレス』上映会が7階大会議室にて行われました。
2021年10月15日『ビッグイシュー静岡読者会』は設立2周年を迎えました。

密を避けるために50名を上限と限定した開催となりましたが、上映前から会場に足を運びビッグイシューを買い求める方がいたなど、ビッグイシューや映画『ダンシングホームレス』を目的で来場した方、ボラ協まつりに参加して興味を持たれて来場した方など、関心がある多くの人たちの集まりになりました。
2021年10月15日『ビッグイシュー静岡読者会』は設立2周年を迎えました。

会場では、ビッグイシューのバックナンバー販売も実施。今回の販売は学生ボランティアの協力をいただき、日頃から愛読している人や新たに読者となった人など多くの方に購入していただきました。
2021年10月15日『ビッグイシュー静岡読者会』は設立2周年を迎えました。

終了後に、映画鑑賞したある学生から「今まで”ホームレス”という人がいるということは聞いていましたが、どんな状態や生活をしているなどは知りませんでした。この映画を観てその様子が分かったことがとても良かったです」と映画を感じ取ってくれた素直な感想を寄せてくれました。鑑賞そして協力してくれた学生の皆さまに改めて感謝いたします。


4】静岡シネギャラリーにおける『スパイの妻』と『HOKUSAI』公開時に受付にてビッグイシューを販売 
10月に映画『ダンシングホームレス』上映会を開催しましたサールナートホール(静岡シネギャラリー)にて、12月18日~1月18日に映画『スパイの妻』5月28日~6月17日に映画『HOKUSAI』が上映され、サールナートのご厚意で映画館の受付にて各映画出演者のインタビューを掲載しているビッグイシューを販売してもらいました。
2021年10月15日『ビッグイシュー静岡読者会』は設立2周年を迎えました。

映画鑑賞に訪れた人が、ビッグイシューの販売を知り購入していただいています。これを機会に新たな読者につながっていることもあると思っています。改めて、サールナートホール(静岡シネギャラリー)のご協力に感謝します。


5】TOMOSHIBIプロジェクト実行委員会静岡県ボランティア協会)主催 映画『風の電話』上映時にチラシ配布 
震災を忘れず、被災地に寄り添い続けるために活動している「TOMIOSHIBIプロジェクトが開催した映画『風の電話』上映会において、ビッグイシューの紹介と376号(2020.2.1)に掲載されていました諏訪監督のインタビュー記事を来場者にチラシとして提供しました。
2021年10月15日『ビッグイシュー静岡読者会』は設立2周年を迎えました。


6】コロナ禍の影響で中止・延期となったイベント 
読者会が運営参加などで関わりをもって進めてきました2つのイベントが、緊急事態宣言発令などを受けて中止・延期となっています。
①第43回静岡県ボランティア研究集会 (2021年2月14日(日)開催予定)
  基調講演  雨宮処凛さん(作家、活動家、認定NPO法人ビッグイシュー基金相談役)
           テーマ「コロナ禍の貧困の現場から見えてきたもの」
  第3分科会 「生活困窮から再生へ ~映画『ダンシングホームレス』を観て考える~」
  全体会    「新人Hソケリッサ!」公演 『日々荒野』
2021年10月15日『ビッグイシュー静岡読者会』は設立2周年を迎えました。

②7thフェアコミフェス(2021年5月29日(土)開催予定)
  ビッグイシュー静岡読者会として出店 雑誌ビッグイシューのバックナンバーを販売
  フードバンクふじのくにのフードドライブを実施
2021年10月15日『ビッグイシュー静岡読者会』は設立2周年を迎えました。

両イベント共に来年に改めて開催が計画される予定となっていますので、引き続き読者会として関わりを持って進めていきます。


多くの皆様のご協力により、様々な取り組みも徐々にですが進めることができています。
このコロナ禍では、社会基盤の脆弱さと人の意識と気持ちの弱さが浮き彫りになっています。
どんな状態になっても何が起きても、何度でも再スタート・チャレンジできる社会基盤としてビッグイシューの活動はこれからも重要です。そのためには、活動への理解者と読者の増加が必要です。
今後も、ビッグイシュー読者の皆様と共に活動を継続していきたいと思います。ご支援ご協力よろしくお願いします。

(「ビッグイシュー静岡読者会」世話人大滝)



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