2021年02月02日
『美術家 奈良美智スペシャルインタビュー』 ビッグイシュー400号記念発売中!!
2003年9月11日に「ビッグイシュー日本版」1号が創刊されてから17年。2月1日号で400号となりました。ビッグイシューの活動を支援している読者会として、とてもうれしく思います。



400号を記念した表紙作品とスペシャルインタビューは、美術家の奈良美智さん。

奈良さんは、何度かビッグイシュー誌面に登場していますが、インタビューの最初にも紹介されているのが2015年9月1日発刊の270号。創設12年記念の号でもあります。
表紙と、裏表紙に奈良さんの作品が描かれています。
特に、裏表紙の「NO WAR!」が印象的です。
この号の発売時は、国会前で安保関連法案に抗議するデモが行われていた時期。この「NO WAR!」のビッグイシューを掲げる人がデモの中で多く見られ、そのことに奈良さんは「ちょっとビックリしたけど、うれしくもありました」とインタビューで語っています。
この270号の特集は、「2015年ストリートデモクラシー」。2015年7月の安保法制の強行採決に反対する「SEALDs」などの抗議行動を特集しています。まさに、メッセージが伝わった作品になっていました。

なお、残念ながら、270号は、sold-outとなっており、バックナンバーの購入はできません(写真は個人で大切に所有していたものをアップしました)。
最新号の400号を購読して、奈良さんの魅力を感じてほしいです。奈良さんは語っています、「一番大事なのは基礎から自分のフォームへ移行していくこと」「本当に見てほしいものは目に見えないもの」「コロナ後の世界に大事になってくるのも小さなコミュニティみたいなものじゃないのかな」・・・・・・・。
400号の特集は、「希望へ――英国、米国、ドイツからの報告」
パンデミック宣言から1年。まだまだ収束の道のりが遠い状況です。コロナとともに生きるために、またコロナ後を見すえて、市民やその活動はどんな展開を見せているのか、英国、米国、ドイツ在住の3人のジャーナリストの身近な地域で行われている活動、現地で注目される活動についてのレポートです。
英国の「3度の都市封鎖が促進する助け合い運動」、米国カリフォルニアの「増える家庭&地域菜園」、ドイツの「ベーシックインカム実証実験、高齢者ファーストを徹底した大学町」の活動、それぞれ興味深く感動的です。コロナ禍で何が起きているのか、何を変えなければならないか、何を大切にするかなどを考える特集です。

その他コロナ禍に関連した記事として、雨宮処凛さんの活動日誌では自己責任論の内面化の問題を、ビッグイシュー基金も共催団体として運営に関わった「年越し大人食堂2021」の様子をレポートした記事もありますので、ご確認ください。

ビッグイシューは、フェアトレードショップの「Teebom」(静岡市葵区駿府町1-50)、
「晴天」(浜松市東区有玉南町2350-4)で毎号販売しています。バックナンバーも注文できます。
詳しくは、下記をご覧ください。
現在ビッグイシューでは、第4次「コロナ緊急3か月通信販売」を展開中です。
通信販売にもご協力をお願いします。
詳しくは、1月8日のブログをご覧ください。
2021/01/08