2021年04月24日
第5次「コロナ緊急3か月通信販売」への参加、呼びかけをお願いします!
明日25日に東京他に3回目となる緊急事態宣言が発令されます。
「思い切って人流抑制に踏み込む」ことを目指した抑制策が展開されます。路上の人出が減少することで路上販売が難しくなることが想定されます。
■価格:3300円(税込) ※内訳:雑誌代金(@450×6=2700円)+送料
■送付号:2021年4月1日号(404号)~6月15日号(409号)計6冊
■販売者還元額:@230×6冊=1380円
■配分目標:毎月2万円を4~6月の各月末に配布
■申し込み期間:5月31日(月)まで
コロナ禍のような大きな災難があった場合は、必ず弱い立場の人たちにしわ寄せがきます。
皆様のご支援が、ホームレスの自立につながります。是非、ご協力をお願いします。
関係先や知人、友人にもこの情報を広げていただければ幸いです。
「思い切って人流抑制に踏み込む」ことを目指した抑制策が展開されます。路上の人出が減少することで路上販売が難しくなることが想定されます。
昨年の1回目の緊急事態宣言以降に、ビッグイシュー日本では、「コロナ緊急3ヶ月通信販売」をお願いし、第1次から第4次(20年4月~21年3月)まで、多くの参加をいただきました。この1年間で販売者に対して、販売応援グッズや毎月末に販売協力金(20年4~6月各5万円、7月~9月各3万円、10~12月各2万円、21年1~3月各2.5万円)の提供などが実施できています。
「ビッグイシュー静岡読者会」としても1回目と2回目の緊急事態宣言時に協力を呼びかけさせていただき、多くの方の参加と情報発信をしていただきました。ご支援に感謝いたします。
引き続き、この緊急時を乗り越えることができるように、第5次「コロナ緊急3か月通信販売」への参加を多くの方に呼びかけさせていただきます。
「ビッグイシュー静岡読者会」としても1回目と2回目の緊急事態宣言時に協力を呼びかけさせていただき、多くの方の参加と情報発信をしていただきました。ご支援に感謝いたします。
引き続き、この緊急時を乗り越えることができるように、第5次「コロナ緊急3か月通信販売」への参加を多くの方に呼びかけさせていただきます。
■価格:3300円(税込) ※内訳:雑誌代金(@450×6=2700円)+送料
■送付号:2021年4月1日号(404号)~6月15日号(409号)計6冊

■販売者還元額:@230×6冊=1380円
■配分目標:毎月2万円を4~6月の各月末に配布
■申し込み期間:5月31日(月)まで
参加申し込みは、ビッグイシューHPから ⇒ こちら
コロナ禍のような大きな災難があった場合は、必ず弱い立場の人たちにしわ寄せがきます。
皆様のご支援が、ホームレスの自立につながります。是非、ご協力をお願いします。
関係先や知人、友人にもこの情報を広げていただければ幸いです。
2021年04月17日
①東田直樹氏原作 映画「僕が飛ぶ跳ねる理由」が4/30〜静岡シネギャラリーで上映されます!②405号販売中
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皆さん、東田直樹さんという作家をご存じでしょうか?会話のできない重度の自閉症でありながら、パソコンおよび文字盤ポインティングによりコミュニケーションを取り、13歳の時に執筆した「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」で、理解されにくかった自閉症者の内面を平易な言葉で伝え注目を浴びた作家です。

「僕が跳びはねている時、気持ちは空に向かっています。空に吸い込まれてしまいたい思いが、僕の心を揺さぶるのです」(本文より)
第一章 言葉について 口から出てくる不思議な音
筆談とは何ですか?/大きな声はなぜ出るのですか?/いつも同じことを尋ねるのはなぜですか? 他
第二章 対人関係について コミュニケーションとりたいけれど……
どうして目を見て話さないのですか?/自閉症の人は手をつなぐのが嫌いですか?/みんなといるよりひとりが好きなのですか? 他
第三章 感覚の違いについて ちょっと不思議な感じ方。なにが違うの?
跳びはねるのはなぜですか?/空中に字を書くのはなぜですか?/自閉症の人はどうして耳をふさぐのですか、うるさいときにふさぐのですか? 他
第四章 興味・関心について 好き嫌いってあるのかな?
色んな物を回しているのはなぜですか?/手のひらをひらひらさせるのはなぜですか?/ミニカーやブロックを一列に並べるのは、なぜですか? 他
第五章 活動について どうしてそんなことするの?
すぐにどこかに行ってしまうのはなぜですか?/すぐに迷子になってしまうのはなぜですか?/どうして家を出て行くのですか?
(Q&A 全58項目)
短篇小説 側にいるから
文庫版あとがき
解説にかえて(デイヴィッド・ミッチェル)
この本は、国際的作家ディヴィッド・ミッチェルにより翻訳され(タイトル『THE REASON I JUMP』)、世界30か国以上で、117万部を超えるベストセラーになっています。
ビッグイシュー日本版では、138号(2010.3.1)~211号(2013.3.15)までコラム「自閉症の僕が生きていく風景」を連載していました。そじて、そのコラムをまとめた本「風になる~自閉症の僕が生きていく風景~」を2012年に発刊、2015年には増補版を発刊しています。下の案内は、増補版の発刊を知らせるビッグイシュー271号(2015。9.15)の裏表紙です。

2012年初版も2015年増補版も路上でビッグイシュー販売者が販売し、非常に好評で完売となっています。路上では、1,600円の定価で販売し、800円が販売者の収入となっていました。
現在は、角川文庫から「自閉症の僕が生きていく風景」のタイトルで発刊されていますので、購読してみてください。
角川文庫のHp ⇒ こちら
そんな東田直樹さんのベストセラー本が、ドキュメンタリー映画として、静岡シネギャラリーで上映されます。
【映画パンフレットのINTRODUCTIONより】
自閉症者が見つめ、感じ、、生きる世界を通じて、”普通”とは何か、そして”会話”の大切さを描く、感動のドキュメンタリー!
この映画は自閉症者の内面がその行動にどのような影響を与えるか、また彼らにとって自閉症という障害が意味するもの、そして彼らの世界が”普通”と言われる人たちとどのように異なって映っているのかを、世界各地の5人の自閉症の少年少女たちの姿やその家族たちの証言を追い明らかにしていく。誰も見たことのない驚きと発見に満ち溢れている。
そして、「普通とは?」「個性とは何か」という普遍的な疑問、「会話(=コミュニケーション)の大切さ」「多様性の重視」など・・・他者と分断されている今を生きる誰もが共感しうる、感動のドキュメンタリー映画である。


上映される静岡シネギャラリーは、昨年10月に映画『ダンシングホームレス』上映会を開催したサールナートホール内にある映画館です。
静岡シネギャラリーのHPは、こちらから。
静岡シネギャラリーでは、4月30日(金)~5月13日(木)まで上映予定です。
ビッグイシューもその執筆活動に関わった東田直樹さん原作による映画を観てみませんか。
東田さんは、「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」のはじめの言葉の中で語っています。
「自閉症を個性と思ってもらえたら、僕たちは、今よりずっと気持ちが楽になるでしょう。みんなに迷惑をかけることもあるけれど、僕らも未来に向かって楽しく生きていきたいのです」
映画を観て、「普通とは」「個性とは」「多様性とは」・・・・・・・自閉症に対する理解を深めましょう。
【405号の記事紹介】
スペシャルインタビュー:ソフィア・ローレン
俳優キャリアにして 71 年、86 歳となったイタリアの伝説的名優ソフィア・ローレンが、息子の監督作品で映画界に戻ってきました。映画『これからの人生』は、世界中の人々がかつてないほどに不安を覚える中で配信された作品です。共演相手の役柄は、セネガル生まれイタリア育ちの孤児モモ。第二次世界大戦下の記憶、母を彷彿とさせた脚本、移民をめぐる問題について語っています。
フランスの作家ロマン・ギャリーの70年代に書かれた原作の映画ですが、テーマとなっている「不寛容さや差別、社会の一員とそうでない者との線引き」は現代でも普遍的なテーマ。
世界中でよそ者に疑念と敵意を向ける傾向が強まる中、ソフィア・ローレンは語ります。
「愛さなければ、そのぶん愛し方がわからない。思いやりや共感を受けたことがなければ、そのぶん他人にも思いやりや共感を示示せない」と。

特集:”渡り”と”回遊”
毎年、日本にやって来る渡り鳥や、雄姿を見せ回遊するクジラたち。人が観察できない時、彼らは一体、どこにいて何をしているのか?

◇野生動物に小型の記録計を取り付けて移動を追跡する「バイオロギング」という手法によって行動を分析している渡辺佑基さん(国立極地研究所准教授)から野生動物の渡りや回遊について聞いています。
・キョクアジサシは北極と南極を8の字に3万キロ移動
・地球を東西に移動するアホウドリ。広げると3mにもなる長いグライダのような翼でエネルギーをほとんど使わずに滑空
・アカボウクジラは最大で2992mの深さまで潜り、その時間は最大138分に及ぶ・・・・・・・・・・・・

◇「ツバメ観察全国ネットワーク」で、市民とともに野鳥のデータを集める神山和夫さん(NPO法人バードリサーチ研究員)に、今も謎多いツバメの話を聞いています。

その他の記事では、
香港の写真家 ウィルソン・リーの写真集を紹介した『記録しておきたかった”自由な香港”。過去を追悼し、未来に一縷の望みをかけたい』に注目!
2021年04月03日
コロナ禍の中での新年度スタート!「目標を定めたらあとは不安に負けない!」大坂なおみ登場 。404号発売中!
コロナ禍の中の新年度のスタートですが、気持ちを新たに前向きに取り組んでいきたいですね。
そのことを教えてくれるスペシャルインタビューがビッグイシュー404号(2021.4.1)に掲載されています。
スペシャルインタビューは、大坂なおみ。
2019年には女子テニス世界ランキングで1位の座に就き、今年2月の全豪オープン優勝も記憶に新しい大坂なおみ。今や自身の立場を活かして社会へメッセージを発信する人物としても支持を集めています。両親のこと、自身のアイデンティティや女性の活躍を語っています。

様々な分野で先頭に立って活躍している女性たちに対して、大坂なおみは語っています。
「どんな分野でも”初”になるのは本当に大変だと思う。前例はないし、あれこれ言ってくる人がたくさんいる(特にネット上がひどい)。よそ見をせず、敵対的な考えには耳を貸さず、全力を尽くしてほしい」と。

インタビューの最後には、「目標を定めたら、あとは不安に負けないことがいちばん」と自らの信念を読者へのメッセージとして伝えています。
こうした信念に基づく言動を貫いていることで偉業を成し遂げているのですね。
特集は、にぎわう! 空き家いちば

今、“1戸建て”の8軒に1軒は空き家。しかも、全国に放置されている空き家は400万戸を超えます。
藤木哲也さん(家いちば株式会社代表)の「空き家の流通市場」の仕組みを紹介している特集です。
・ボロボロの空き家をメインターゲットに、不動産を直接売りたい人のための「掲示板サイト」を開設。
・売り物件の修繕やリフォームは一切行わず、ありのままで売り出す。
・売買は「セルフセル方式」とし、売り手は“空き家のストーリー”をサイトに掲載。
・それに共感した買い手がメールで連絡を取り交渉が始まる。
・商談成立後、「家いちば」は契約に向け物件調査を行い取引条件の問題を洗い出す。
・すべてのリスクを買い手に伝えて、「本当に買いますか?」と念を押してから契約書の作成に入る。
「家いちば」の4原則 「自由取引」「自主自立の精神」「公平公正」「安心安全のためのルール」
売り手と買い手の自由さや自主性を重んじながらも、個人情報は「家いちば」が把握し、やり取りはサイト上の専用メッセージ送信画面で行うことで商談におけるトラブルを防いでいる。

記事の中では、コロナ禍を機に「家いちば」の売り上げはこの1年で倍増。閲覧数も1.5倍に跳ね上がり、月に250万ページビューものアクセスがあると紹介されています。
藤木さんは、ライフスタイルの多拠点化に前向きで、次のように語っています。
「田舎の良さと都会の良さを両方味わえる多拠点化が、コロナ禍で一気に加速したように思う」と。
これから、益々「家いちば」の動向には注目ですね。
「家いちば」のHP⇒こちらから
HPの物件を観ると、藤木さんが語っています「どんな空き家にもニースがある」ということが分かるように思います。
雨宮処凛さんの「活動日誌」
「小池百合子都知事に「女性不況」について直談判」のタイトルで、コロナ禍における女性の貧困の状況や3月13日14日に実施した「女性のための女性による相談会」に至る経過などを紹介しています。そして3月2日に東京都知事に直談判したことを伝えています。

ビッグイシューは、フェアトレードショップの「Teebom」(静岡市葵区駿府町1-50)、
「晴天」(浜松市東区有玉南町2350-4)で毎号販売しています。バックナンバーも注文できます。
2021年03月17日
コロナ禍において・・・①雨宮処凛さん共著の新刊発刊、②403号発売
コロナ禍において、我々の生活は一変しています。




よく非常時には、①平時の矛盾や問題点が拡大増幅して現れる、②既に起きていた変化がより加速する、と言われます。
何が起きていた(いる)のか、社会はどのように対応したのか、また対応しなかったのか、しっかりと理解しておきたいですね。
そのことを解き明かすためにお勧めの本があります。

それは、論創社刊『定点観測 新型コロナウィルスと私たちの社会』という本です。17名の論者が、1年半かけて新型コロナウィルスを定点観測しています。医療、貧困、労働、教育、経済、社会など様々な角度での分析と報告は貴重な記録です。その中で、雨宮処凛さんが”貧困”をテーマの論者として登場しています。
2020年前半版が、昨年9月25日に発刊されています。
内容(「BOOK」データベースより)
2020年1月には、すでに世界で認知されていた新型コロナウイルス。しかし、東京オリンピックの開催にこだわり、中国・習近平国家主席の訪日を実現するため、日本政府による防疫の初動は遅れに遅れた。そして、突然の休校要請。繰り返される安倍晋三首相の「持ちこたえている」という空虚な声。緊急事態宣言の発令。給付金をめぐる政策の不備…。2020年1月から6月までのあいだ、この日本で何が起きていたのか。本企画では、第一弾が2020年1月~5月末、第二弾が6月~11月末、第三弾が12月~2021年5月末を対象に、同じ論者が一年半をかけて新型コロナウイルスを定点観測する。
〇主な論者
・雨宮処凛「コロナ禍の貧困の現場から見えてきたもの」・斎藤環「医療に何が起こったか」・斎藤美奈子「パンデミック文学のパンデミックに寄せて」・武田砂鉄「アベノマスク論」・前川喜平「全国一斉休校という人災」・松尾匡「コロナ下で進む日本経済の転換」・望月衣塑子「コロナ禍とメディア」・森達也「禍福は糾える縄のごとし」 他

雨宮さんは、相談対応などを通じた報告を実例と共に紹介しています。
・これまで貧困に無縁だった人々からの相談が増えている(あらゆる業種、フリーランス、住宅ローンを抱えている人・・・)。
・この国には天災や経済危機が起きるたびに生活が根こそぎ破壊される人たちが一定数存在している。・・・・・・・・・・・
3月12日に『定点観測 新型コロナウィルスと私たちの社会』2020年後半が発刊されました。
この第2弾では、2020年の後半の状況が定点観測として報告されています。
内容(「BOOK」データベースより)
2020年の後半、コロナ禍の影響が表出してきた。倒産する企業が急増し、解雇や雇止めで失業する人が続出。まともな救済策を打ち出すこともなく、政府は不備だらけのGo Toキャンペーンを開始した。一方、世界を見れば、アメリカでは大統領選挙の直前にトランプ大統領が新型コロナウイルスに感染し、ヨーロッパでは10月に第二波とも言える感染爆発が発生するなど、混迷が深まる。こうした状況でありながら、日本政府はGo Toキャンペーンを展開し、JOCはオリンピックを開催すると言い続けている。2020年1月に認知された新型コロナウイルスは、この一年で、私たちの社会にどんな影響を及ぼしたのか。最強の論者たちによる定点観測の記録で解き明かす。
〇主な論者
・雨宮処凛「続・コロナ禍の貧困の現場から見えてきたもの」・斎藤環「第三波の襲来とワクチンへの期待」・斎藤美奈子「停滞する言論、活気づく右派論壇」・武田砂鉄「続・アベノマスク論」・前川喜平「子どもの受難は続く」・松尾匡「ここまで来たコロナショックドクトリン」・宮台真司「コロナ禍は社会の性能を示す」・森達也「私たちはずるずると泥道を滑り落ちている」 他

雨宮さんは、第1弾と同様に、実際の相談対応などを通じた報告を実例と共に紹介しています。
・生活保護申請が増加する中で、役所による冷たい対応がされているという話を聞く。「扶養照会」が壁となるケースも。
・外国人も深刻な困窮の中にいる。外国人の場合、永住・定住権がなければなかなか生活保護の対象にならない。
・11月以降女性からの相談が増えて全体の3割ほどを占める。大半が20代。
・10月の自殺者が全国で2153人。コロナ死者数を上回る。女性自殺者の増加が顕著で前年同月比で82.6%増。
・所得が少ない人ほど収入が減っているという残念なデータが出ている。
・・・・・・・・・・・・・・他
雨宮さんは、ビッグイシュー403号で「雨宮処凛の活動日誌」の追跡記事として、『追跡!コロナ禍の貧困 失業が理由のホームレス化すすむ。これまでにない深刻な女性の貧困化』というレポートも掲載しています。
路上に出る女性が増え続けるという前代未聞の状況を伝えています。しっかり認識して行動したいですね。

雨宮処凛さんには、2月に予定していました「静岡県ボランティア研究集会」において、その本のテーマと同じ題材で講演をお願いしています。研究集会は延期となりましたが、開催時には、よりコロナ禍における様々な経過や動向を捉えた講演をしてもらえるものと思います。

【403号の記事紹介】
スペシャルインタビュー : ロックバンド「フー・ファイターズ」のデイヴ・グロール
1990年代初頭の伝説的ロックバンド「ニルヴァーナ」。当時ドラマーとして存在感をみせたデイヴ・グロールは、解散後に結成した「フー・ファイターズ」で11回のグラミー賞を受賞、ロック界で不動の地位を築いています。少年時代は枕を使ってドラムの練習をしていたというデイヴ・グロールが、若き日の自分を語っています。

特集 : 思い込みと偏りー認知バイアス
脳が無意識に働くことによって起こる「認知バイアス(心の働きにある偏り)」の大きな影響を解き明かしています。
この影響とは、見落とし・記憶違い・決めつけの原因となっており、たとえば「次に出現する感染症のパンデミックは新型のインフルエンザだろう」という各国政府や専門家の思い込みのせいで、当初、新型コロナウイルスへの対応が遅れたことも指摘されています。この背景にあるのが「集団浅慮(グループシンク )」と呼ばれる認知バイアス。
そんな不可思議な「認知バイアス」について、認知科学者の鈴木宏昭さん、社会心理学者の北村英哉さんに話を聞いています。
コロナ禍においては、人の意識や気持ちが注目されています。自己責任論や被害者バッシング、偏見や差別もこの「認知バイアス」に関係している?!。「今の判断は本当に正しいのか?」創造力を発揮するコツをつかみたいですね。鈴木さんは語っています。「常識的なものの捉え方は、日常生活においては効率的な判断になるが、何かを創造したり発想を転換する際には制約になる。その制約を取り払ってくれるのが多様性。多様な思考は解決に至りやすい。色々な可能性にチャレンジすることが大切」と。



ビッグイシューは、フェアトレードショップの「Teebom」(静岡市葵区駿府町1-50)、
「晴天」(浜松市東区有玉南町2350-4)で毎号販売しています。バックナンバーも注文できます。
2021年03月02日
東日本大震災から10年①402号特集「ふくしま、10年という時間」、②映画『風の電話』上映会
東日本大震災からまもなく10年。震災を忘れずに、被災地に寄り添い続けるために何が行動できるか、考える時にしたいですね。









ビッグイシュー402号の特集 「ふくしま、10年という時間」
2011年の福島第一原発事故から10年。いま、福島はどのような状況にあるのでしょうか。そして福島にかかわる人々は、どのような思いでこの10年を生きてきたのか、福島在住のジャーナリストのレポートです。
・「わたしら団塊の世代がいなくなったら、村はどうなるのか」多田宏さん
・「福島は、はじまったばかり。これまでとこれからの福島」赤坂憲雄さん
赤坂さんは語ります。「これだけは言っておきたい。福島は始まったばかり。まだ何も解決していないし、何が起こったか、これから何が起ころうとしているかといったこともわからない。もっと、冷静に10年、20年、30年先までもしっかり見つめ続けていくべき」

「原子力災害考証館を開設。事故が地域にもたらしたことを伝えたい」里見喜生さん
・「市民科学者になって地区の再生をめざす」大越キヨ子さんと志田名の10年
大越さんは語ります。「この10年、心苦しいい10年だった。家族がみんな一緒にいられたらいいのにと思っていた。ここは隣人たちが助け合って生きてきた。昔のように集落が仲よくなってほしい」
・「2011年の冬が来る前に除染を終えなければならなかった」木村真三さん
・「追い出される矛盾を訴える原発事故避難者」熊本美彌子さん

テーマにある”ふくしまの10年”を見つめる特集になっています。改めて被災地に寄り添う必要性を感じます。
映画『風の電話』上映会のお知らせ
読者会の活動に協力いただいている「静岡県ボランティア協会」では、TOMOSHIBIプロジェクトの一環として映画『風の電話』の上映会を静岡市・浜松市・下田市・沼津市で開催します。コロナ禍において改めて人と人とのつながりを考えるいい機会であると思います。お近くの会場へ是非足を運んでみませんか。参加申し込み受付中です!!
申し込みは、県ボランティア協会のHPから ⇒ こちら
知人友人にもお知らせください。

ビッグイシューでは、376号(2020.2.1発売)にて、諏訪敦彦監督のインタビューを掲載しています。
諏訪監督は語ります。「映画とは観客がつくるもの。同じ作品を観てもその人の体験や感情の幅で見えてくるものが異なる。それでも観終わった後、この作品が何かしらの支えになればとてもうれしい」と。


【402号の記事紹介】
スペシャルインタビュー : ナオミ・ワッツ
デヴィッド・リンチ監督の『マルホランド・ドライブ』や米国版「ザ・リング」シリーズなどで知られ、オスカーに2度ノミネートされた俳優ナオミ・ワッツ。今作『ペンギンが教えてくれたこと』では小鳥と共演し、動物・家族とともに大きな喪失感を乗り越える女性を演じています。

雨宮処凛の活動日誌 「コロナ禍で急速に広がる女性の貧困」
炊き出し会場に並ぶ女性の増加、解雇や雇止めによる非正規労働者の減少、女性の自殺の急増など、コロナ禍による女性の実態をレポートしています。
何が起きているのか、しっかり認識して行動する必要性を感じます。
雨宮さんなど女性支援者たちで3月13日、14日に「女性による女性のための相談会」の開催が発表されています。⇒こちら

2021年02月16日
①「ボブという名のストリートキャット」シリーズ最新刊のご紹介。②401号発売中。
コロナ禍は、感染者が減少傾向となっているものの、安心できる状況ではなく、今が我慢の時ですね。その我慢の時、ステイホームにおいて読書する最適の本の紹介です。
その本のタイトルは、『ボブが遺してくれた最高のギフト』。
この本は、ホームレスの青年・ジェームズの人生を一匹の野良猫・ボブが好転させていく、そんなふたりの友情物語が大きな話題を呼び、全世界シリーズ累計1,000万部ベストセラーとなった『ボブという名のストリート・キャット』をはじめとする〈ボブとぼくの物語〉シリーズものの最新刊です。

英国で昨年公開された映画『A Christmas Gift from Bob』(今年日本公開が決定済み)の原作でもあるこの最新刊では、薬物依存症を克服し、ロンドンで雑誌『ビッグイシュー』の販売者として働くようになったジェームズが、記録的な寒さと脚の痛みで動くこともままならない状態に。厳しい状況に見舞われながらも、薬物に救いを求めていた過去と決別し、大切な存在となったボブとの幸せなクリスマスを過ごすために奮闘する中で気づいた、周りの人との温かい交流を描いています。
この本を、出版元である辰巳出版のご厚意で、ビッグイシュー販売者が昨年12月1日から路上で販売しました。雑誌『ビッグイシュー 日本版』と同じ仕組みで、1冊販売するごとに定価1760円の半額が販売者の収入となります。5冊販売すれば約4,000円の収入になり、厳しい寒さのなか数日間、温かい場所で寝食ができるようになります。
結果、12月中旬には、予定した500冊が完売し、追加の250冊も1月上旬には完売するほどの人気ぶりでした。

現在では、路上販売は終了していますので、書店で購読して楽しんでください。
『ボブという名のストリート・キャット』は、映画『ボブという名の猫、幸せのハイタッチ』にもなり、この映画も全世界でヒットしています。静岡市内では、静岡シネギャラリーで2016年に上映され、大変好評だったと聞いています。

ボブは、今までビッグイシュー誌面でも5回登場しています。どの号も人気となり、完売しているものも多くあります。
ボブは、残念ながら、昨年6月15日に14歳で亡くなっています。改めて、ボブが遺してくれた多くのものを大切にしていきたいですね。追悼版のブログは、こちら。
2020/06/20

映画『A Christmas Gift from Bob』は、日本公開としてすでに新宿ピカデリーや銀座シネスイッチなどが上映を決定済み。日本公開における邦題が『ボブという名の猫2 幸せのギフト』に決定しています。
【最新号399号の紹介】
スペシャルインタビュー:ムハマド・ユヌス
特集:アリ、1億5000万年の生き方
スペシャルインタビューのムハマド・ユヌスは、従来の銀行からはお金を借りられない貧困層の人々に、無担保で少額の融資を行う「マイクロクレジット」。この仕組みをバングラデシュから世界中に確立させたソーシャル・ビジネスの第一人者で、2006年にノーベル平和賞を受賞しています。今後の世界が進むべき道、若い人へのメッセージを送っています。
「人間は利己的ではない。人間は確かに自己の利益のために行動するが、それ以上に共通利益のために行動する」
「貧困は、本人ではなく富の一極集中というシステムが生み出したもの」
「できるだけ突拍子もないアイディアを思い描いてほしい。思い描いたことは実現する。・・・・・・・・・」

特集「アリ、1億5,000万円年の生き方」
人類がこの地球上に登場したのは20万年前、アリは約1億5000万年も地球上で生きのびてきました。2020年春以来、新型コロナウイルスで苦しんでいる私たちは今、アリに学べることがあるのではないでしょうか。北極と南極以外の大陸に生息するアリは、地球上で成功した生物でその生き方も多様です。驚きに満ちた知られざるアリたちの生き方を研究してみましょう。

その他、同志社大学の浜矩子教授からは、中間所得層がやせ細り、リベラルな民主主義と安定を支えてきた中道政治が存在感を失いつつある統合欧州の危うさを訴えるレポートもあります。読みどころ満載の最新号です!!

ビッグイシューは、フェアトレードショップの「Teebom」(静岡市葵区駿府町1-50)、
「晴天」(浜松市東区有玉南町2350-4)で毎号販売しています。バックナンバーも注文できます。
2021年02月02日
『美術家 奈良美智スペシャルインタビュー』 ビッグイシュー400号記念発売中!!
2003年9月11日に「ビッグイシュー日本版」1号が創刊されてから17年。2月1日号で400号となりました。ビッグイシューの活動を支援している読者会として、とてもうれしく思います。



400号を記念した表紙作品とスペシャルインタビューは、美術家の奈良美智さん。

奈良さんは、何度かビッグイシュー誌面に登場していますが、インタビューの最初にも紹介されているのが2015年9月1日発刊の270号。創設12年記念の号でもあります。
表紙と、裏表紙に奈良さんの作品が描かれています。
特に、裏表紙の「NO WAR!」が印象的です。
この号の発売時は、国会前で安保関連法案に抗議するデモが行われていた時期。この「NO WAR!」のビッグイシューを掲げる人がデモの中で多く見られ、そのことに奈良さんは「ちょっとビックリしたけど、うれしくもありました」とインタビューで語っています。
この270号の特集は、「2015年ストリートデモクラシー」。2015年7月の安保法制の強行採決に反対する「SEALDs」などの抗議行動を特集しています。まさに、メッセージが伝わった作品になっていました。

なお、残念ながら、270号は、sold-outとなっており、バックナンバーの購入はできません(写真は個人で大切に所有していたものをアップしました)。
最新号の400号を購読して、奈良さんの魅力を感じてほしいです。奈良さんは語っています、「一番大事なのは基礎から自分のフォームへ移行していくこと」「本当に見てほしいものは目に見えないもの」「コロナ後の世界に大事になってくるのも小さなコミュニティみたいなものじゃないのかな」・・・・・・・。
400号の特集は、「希望へ――英国、米国、ドイツからの報告」
パンデミック宣言から1年。まだまだ収束の道のりが遠い状況です。コロナとともに生きるために、またコロナ後を見すえて、市民やその活動はどんな展開を見せているのか、英国、米国、ドイツ在住の3人のジャーナリストの身近な地域で行われている活動、現地で注目される活動についてのレポートです。
英国の「3度の都市封鎖が促進する助け合い運動」、米国カリフォルニアの「増える家庭&地域菜園」、ドイツの「ベーシックインカム実証実験、高齢者ファーストを徹底した大学町」の活動、それぞれ興味深く感動的です。コロナ禍で何が起きているのか、何を変えなければならないか、何を大切にするかなどを考える特集です。

その他コロナ禍に関連した記事として、雨宮処凛さんの活動日誌では自己責任論の内面化の問題を、ビッグイシュー基金も共催団体として運営に関わった「年越し大人食堂2021」の様子をレポートした記事もありますので、ご確認ください。

ビッグイシューは、フェアトレードショップの「Teebom」(静岡市葵区駿府町1-50)、
「晴天」(浜松市東区有玉南町2350-4)で毎号販売しています。バックナンバーも注文できます。
詳しくは、下記をご覧ください。
現在ビッグイシューでは、第4次「コロナ緊急3か月通信販売」を展開中です。
通信販売にもご協力をお願いします。
詳しくは、1月8日のブログをご覧ください。
2021/01/08
2021年01月19日
【重要】2月14日「県ボランティア研究集会」開催を1年延期決定!来年2月に同テーマで開催!。
このブログでも開催案内していました2月14日(日)に浜松市で開催予定でした「第43回静岡県ボランティア研究集会」の開催が、新型コロナ感染症の影響を考えて中止となりました。

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主催者であります静岡県ボランティアっ協会HPで案内しています。
残念な結果ですが、11都府県に緊急事態宣言が発令され、県内においても100名を超える感染者が報告される日があり不要不急の外出自粛が呼びかけられている現状からやむを得ない結果であると判断しています。
1月14日(木)に開催された読者会も参加している当研究集会実行委員会では、来年同時期(2022年2月13日(日)予定)の同テーマでの開催も決定し、1年後となりますが準備は進めていきます。
雨宮処凛さんやアオキ裕キさんなどの出演者と参加予定であった皆様には申し訳ありません。
現下の状況から安心して満足が得られる集会とはならないとした判断ですのでご理解をお願いします。

既に参加申し込みの手続きをされた方には、主催者であります静岡県ボランティア協会から個別に案内が行きますので、対応についてよろしくお願いします。
来年開催時には、雨宮処凛さんの講演、映画『ダンシングホームレス』上映会、「新人Hソケリッサ!」公演もそのまま予定しています。
楽しみが1年間延びたと考え、2022年2月の開催を楽しみにお待ちください!!
とにかく、コロナ禍の1日でも早い収束を、切に願います!!!!!。
【最新号399号の紹介】
スペシャルインタビュー:伊藤詩織さん
ジャーナリストとして活躍している伊藤詩織さん。ドキュメンタリー映像作家として、ジャーナリストとしての仕事、性暴力に対する考え、海外取材を通して見えてきたことについて聞いています。
伊藤さんは最後に語っています。「勝手なカテゴライズ(分類)で人を差別するのではなく、誰もが私は私でいいんだって心から思える世界が実現することを願っています」

特集は、「PFAS」。永遠の汚染
焦げつかないフライパン、米粒がくっつかない炊飯器釜、撥水効果のある洋服や靴……。便利なものですが、これらの多くには熱や水、油に強く、壊れにくいという化学的な性質をもつ「PFAS」(ピーファス)が使われています。「PFAS」は5千種もある有機フッ素化合物で、自然界での分解に数千年もかかることから「永遠の化学物質(フォーエバー・ケミカル)」とも呼ばれます。
世界中で数えきれない製品に使われましたが、地球の土壌や空気、川や海を汚染し、微量でも人体に健康被害を及ぼす恐れがあり、欧米政府はすでに規制を始めていますが、日本ではまだほとんど知られていない。
「PFAS」汚染に詳しいジョン・ミッチェルさん(ジャーナリスト)、小泉昭夫さん(京都大学名誉教授)、そして健康被害を受けている沖縄や東京・多摩地区の住民を取材しています。

こんな身近のところにある問題点を、この特集で学んでいきましょう。

ビッグイシューは、フェアトレードショップの「Teebom」(静岡市葵区駿府町1-50)、
「晴天」(浜松市東区有玉南町2350-4)で毎号販売しています。バックナンバーも注文できます。
詳しくは、下記をご覧ください。
現在ビッグイシューでは、第4次「コロナ緊急3か月通信販売」を展開中です。
通信販売にもご協力をお願いします。
詳しくは、1月8日のブログをご覧ください。
2021/01/08
2021年01月08日
緊急事態宣言下、販売者への支援のため、3か月通信販売に協力を!
東京、神奈川、千葉、埼玉の首都圏1都3県に緊急事態宣言が発令されました。

前回の4月、5月の緊急事態宣言前後は、路上に人がいなくなり、路上の販売ができなくなるという死活問題に直面しました。今回の宣言においても人流を制限することが目的ですので、同様の現象が想定されます。
ビッグイシューでは、4月以降に「コロナ緊急3ヶ月通信販売」を、第1次から第3次(4月~12月)まで実施し、県内でそして全国で多くの皆様に参加していただきました。
第1次の状況は、このブログでも報告しています。
⇒ 2020/06/02
多くの参加のご好意により、販売者に対して、この9ヵ月間、食料品、販売応援グッズ、毎月末に分配金(4~6月各5万円、7月~9月各3万円、10~12月各2万円)などを提供できています。
現在、第4次「コロナ緊急3か月通信販売」を展開中です。
■価格:3300円(税込) ※内訳:雑誌代金(@450×6=2700円)+送料
■販売者還元額:@230×6冊=1380円
■配分目標:毎月2万円程度を(主に雑誌販売で自活している)販売者に2021年1月~3月の3ヵ月間配分
■申し込み期間:2020年12月3日(木)~2021年2月28日(日)
※申し込みとお支払い確認でき次第、398号(1月1日発売)~403号(3月15日発売)の合計6冊を送付
支払方法など詳しくは、ビッグイシュー日本のHPをご覧ください。 ⇒ HP

コロナ禍のような大きな災難があった場合は、必ず弱い立場の人たちにしわ寄せがきます。
一人一人が少しでも取り組めば、その影響を軽減できます。
皆様のご支援が、ホームレスの自立につながります。是非、ご協力をお願いします。
関係先や知人、友人にもこの情報を広げていただければ幸いです。
2021年01月01日
2021年は、”イマジン”の願いが届く年にしたい! 398号販売中。
コロナ禍の中で迎えた2021年。





ビッグイシュー398号(1月1日号)のスペシャル企画は、”ジョン・レノン”。
ジョン・レノンが、米マンハッタンで非業の死を遂げた事件から40年。


音楽家にして平和活動家であったジョン・レノンの思いは、このコロナ禍を乗り越えようとするメッセージにもつながっています。「ジョン・レノン」欠点だらけの天才が予見していた未来。ジョン・レノンの代表曲”イマジン”のよさが分かるまで20年~30年かかるかもしれない。・・・・でも、2021年は願いが届く年にしていきたい!
イマジン歌詞和訳から(一部抜粋)、
想像してごらん・・・・僕たちの上には ただ空があるだけ
・・・さあ想像してごらん みんなが ただ今を生きているって
・・・さあ想像してごらん みんながただ平和に生きているって
・・・いつかあなたもみんな仲間になって きっと世界はひとつになるんだ
・・・想像してごらん 何も所有しないって あなたなら出来ると思うよ
・・・想像してごらん みんなが 世界を分かち合うんだって・・・
コロナ禍の早くの収束を願い、自分たちができる限りの努力をして一歩一歩前進していきたいですね。
この年末年始に認定NPO法人ビッグイシュー基金は、都内の困窮者支援団体が協働して仕事や住まいを失った人たちへの支援活動を展開しています。
基金のHPで、東京大阪を中心とした支援情報を報告しています。⇒HPへ。
既にブログ等でご連絡していますが、2月14日(日)には「静岡県ボランティア研究集会」で、雨宮処凛さんの講演「コロナ禍の貧困の現場から見えてきたもの」、映画『ダンシングホームレス』上映会、路上生活経験者ダンスグループ「新人Hソケリッサ!」公演「日々荒野」を一日で開催します。

どなたでも参加できますが、参加費が1,000円になります(高校生以下は無料)。参加申込書もそのHPからダウンロードできます。分科会は、第3分科会を第1希望にしてもらえれば映画を鑑賞することができます。
コロナ禍の今だからこそ、その実態を雨宮さんの講演で理解し、生きることを問いかける映画、そしてソケリッサメンバーによるストリートパフォーマンスを一緒に観て感じて考えてみましょう。
【最新号398号の紹介】
スペシャル企画「ジョン・レノン」以外にも読みどころ一杯の新年号です。
新春インタビュー
「日本の課題、こうすれば解決できる」立命館アジア太平洋大学(APU)学長の出口治明さん。
新しい年を迎えるにあたり、出口さんがテーマに選んだのは“日本の未来”。なぜ日本は豊かな国でなくなってしまったのか? その原因は明らかで、背景に新しい企業(産業)が生まれないこと、体系だった子育て支援策が採られていないこと、激しい男女差別があることなどを指摘しています。
スペシャルインタビュー:作家の梨木香歩さんは「この未知のウイルスは人の体だけでなく、心や社会の結びつきまで攻撃しているかのよう」と感じ、若い人たちがまるで戦時下のような緊張や抑圧を強いられていることにいたたまれない思いをしているといいます。海部陽介さん(東京大学総合研究博物館教授)には、2013年から19年まで足かけ7年を費やした“3万年前の大航海 再現の物語”を聞いています。

新春恒例のビッグイシューかるた。「明日へのステップ」の言葉には重みがあります。

【バックナンバーの紹介】383号(2020/5/15号)
2020年末紅白に「BABYMETAL」が初出場しました。ビッグイシューでは、383号で「欧米アジアでベビーメタル旋風」としてスペシャルインタビューを掲載しています。デビューアルバムから6年。ヘヴィーメタル界をざわつかせてきた異端児と呼ばれるBABYMETALの魅力が伝わってきます。

この号の特集は、「コロナ補償とベーシック・インカム」。コロナ禍における休業補償や現金給付が行われる中、世界的に議論となっている新しい社会保障としてのベーシックインカムについて、ドイツ、スペインの状況を報告、「よりよい社会へ思考の補助線、BIの存在感」として経営コンサルタントの波頭亮さんが語っています。

ビッグイシューは、フェアトレードショップの「Teebom」(静岡市葵区駿府町1-50)、
「晴天」(浜松市東区有玉南町2350-4)で毎号販売しています。バックナンバーも注文できます。