2021年08月20日

緊急事態宣言拡大・延長⇒413号浜教授コラムの紹介 他

今日、8月20日から緊急事態宣言が静岡県など7府県に拡大、重点措置が10県追加適用、現発令・適用の都道府県の期間も延長となりました。静岡県内も昨日感染者が677人と過去最多となり、予断を許さない状況となっています。緊急事態宣言に伴い飲食店への休業要請や大規模集客施設の入場制限などの対応が施されます。県や市の施設も閉館となり、先のブログでも案内しましたが、「あさはたシネマ」8月定例会(8/22-24)も中止となっています。

この緊急宣言の拡大に際し、政府は医療体制の構築、感染防止、ワクチン接種の「3本の柱」で対策を進めるといいますが、これまでと大きな変更策はなく、この間改善することなく悪化を招いています。最近、テレビなどのコメンテーターが、「もう1年半も対応しているのに・・・・」という指摘をしています。コロナ禍の状況になってから同じことの繰り返し、その間の策も効果が出ていません。
この緊急事態時に私たちは何を大切にしなければならないのでしょうか?。
ビッグイシュー413号の浜矩子教授のコラム「新ストリートエコノミクス」でその答えを示してくれています。タイトルは、”2羽のカナリア”。2羽のカナリアは「坑道の中のカナリア」と「歌を忘れたカナリア」のこと。

今の日本の政治と政策はカナリアの警告に耳を貸さず、歌を忘れたカナリアには冷淡です。浜教授が最後に語っているように「我々が2羽のカナリアを大事にしていれば必ずや何とかなる」、そのことを大切に日々活動したいと思います。

また、先週には著名なメンタリストから、生活困窮者に対するとても許すことができない発言もありました。ホームレスの人や生活保護利用者の命は要らないとする発言は、人の命に優劣をつけ、価値のない命は抹殺してもかまわない、という「優生思想」そのものであり断じて容認できるものではないとして、生活困窮者支援4団体が緊急声明で批判しています。ビッグイシュー日本は、その声明に対して賛同表明しています。
この一連の発言そしてこのような考えを持っていることを私たちは許してはなりません。
緊急声明した団体である一般社団法人つくろい東京ファンドの発表している声明文 ⇒ こちら

よく非常時には、①平時の矛盾や問題点が拡大増幅して現れる、②既に起きていた変化がより加速する、と言われます。色々なところで悪い事象(問題点)が顕在化していますね。
新型コロナウィルス感染症に伴うこの災難は、我々の生活そして政治を改善・変化する良い機会であると思います。


413号の紹介
スペシャルインタビューは、ベン・ウィショー
2度の公開延期を経て、10月1日(予定)に封切りされる『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。シリーズ最新3作で人気サブキャラクター「Q」を演じるベン・ウィショーは“ガードの堅い俳優”として知られてきました。今回その理由を語り、ジェンダーをめぐる社会の変化に希望を見いだすなど率直な思いを明かしています。

特集は、生物と第6の「大絶滅」
今、地球上810万種以上の動植物のうち、100万種以上が絶滅の危機に瀕しているといいます。その規模は、過去に5度あった地球上の生き物の大量絶滅期(ビッグ・ファイブ)を上回るとも言われます。
「現在は第6の大量絶滅期に突入。しかもその原因がヒトにある」と山田俊弘さん(広島大学大学院教授)は言います。これに対し多くの人が「生態系のバランスを守るため、生物保全は必要」だとしますが、逆に「絶滅は自然の一過程だから特別なことをする必要はない」と主張する人もいます。賛否、両者の意見に耳を傾け、今ならぎりぎりのタイミングで絶滅を止められると提案する山田さんに話を聞いています。
また「ビッグ・ファイブも第6の『大量絶滅』も謎が深い。滅びの連鎖の“きっかけ”をつくらないことが大事」と言う、土屋健さん(サイエンスライター)のエッセイも掲載されています。

山田さんは語ります。「大量絶滅に対して私たちには道義的な責任があるはず。100万種以上の生き物が本当に絶滅してしまう前に、生物保全がなぜ大事なのかを一人ひとりが理解して行動を起こすことが必要です。今、それが間に合うギリギリのタイミングなのです」と。この特集で理解を進めていきましょう。

World Street Newsでは、「ストリートキャット・ボブ」の記念碑の建造が紹介されています。

ビッグイシュー誌上の最高のヒーロー「ボブ」。ファンからの寄付により記念碑の建造にこぎ着けています。
ボブの映画の続編『ボブという名の猫2 幸せのギフト 』の上映が来年に控えています。楽しみに待ちましょう。

ビッグイシュー静岡読者会は、静岡県内でフェアトレードショップと連携して取組みを進めています。
詳しくは、下記ブログをご覧ください。

ビッグイシューは、フェアトレードショップの「Teebom」(静岡市葵区駿府町1-50)、
「晴天」(浜松市東区有玉南町2350-4)で毎号販売しています。
バックナンバーも注文できます。
詳しくは、下記をご覧ください。   



  


Posted by ビッグイシュー静岡読者会 at 12:39Comments(0)読者の皆さんへの報告

2021年08月20日

8/22-24 あさはたシネマ『ザ・トゥルー・コスト』上映会の中止について

ビッグイシュー読者に案内しました「あさはたシネマ」上映『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~ 』(8/22~24)が、静岡県内の緊急事態宣言を受けて中止となりました。


エシカル&フェアトレードファッションの必要性を理解する貴重な機会であっただけに残念です。改めての上映に期待しましょう。1日でも早いコロナ禍の終息を切に願います!
  


Posted by ビッグイシュー静岡読者会 at 12:20Comments(0)読者の皆さんへの報告

2021年08月07日

①読者必見の映画『ザ・トュルー・コスト』あさはたシネマで上映! ②412号の紹介

ビッグイシュー読者の皆様へお勧めしたい映画が、「あさはたシネマ」で上映されます。
映画のタイトルは、『ザ・トュルー・コスト 〜ファストファッション 真の代償〜』。
この映画は、行き過ぎた大量生産のせいで、ほぼ使い捨て同然にまでなっているファストファッションにメスを入れた映画です。
主に欧米向けのほとんどの商品を作成しているバングラディッシュや原料の綿花栽培地であるインドなどでの取材を元に、製造に携わる人たちの劣悪な労働環境、低賃金長時間労働、化学薬品の垂れ流しによる環境汚染や遺伝子組み換えコットン農家の悲惨な現状など…を浮き彫りにしている映画です。
ファストファッション業界では、ライバル同士が激しい低価格競争を年がら年中繰り広げています。そのしわ寄せは、決まって「最も立場の弱い人たち」に集中しています。

まずは「事実を知ること」が大切であると思います。そのうえで、エシカル&フェアトレードファッションの必要性を理解していきましょう。

あさはたシネマのサイトはこちら ⇒ あさはたシネマ  

静岡県内では、フェアトレードショップがビッグイシューを毎号販売し、読者会と連携しています。
連携していることなど、昨年中日新聞でも取り上げられました。
詳しくは、下記ブログをご覧ください。
2020/06/24


ビッグイシュー402号が発売中です。

スペシャル企画は、絵本作家のかこさとしさん。
2018年にお亡くなりになっていますが、その残した作品は今でも親しまれています。
かこさんは、19歳で迎えた終戦。軍人を目指したことを恥じ、これからは何をしたらいいのかと思い悩みます。
そして「かこは、そこからは余命と考えて、人生の残りの時間をすべて子供たちのために使うのだと。子供たちが戦争のない平和な時代に生きていけるよう、何かしたいと考えたのです。」とかこさんの仕事をそばで見てきた長女の鈴木万里さん(加古総合研究所)は語ります。

「物語と科学の絵本、物事を自分で見て考えられるように」との信念で描いた、かこさんの作品に込められた想いを感じ取れるスペシャル企画です。

特集は、『見えない世界と「ソーシャル・ビュー」』

人が得る情報の8~9割は視覚に由来するといいます。目の見えない人はどんなふうに世界を認識しているのでしょうか?
「見えないことと目をつぶることは違う。見えない人の身体は視覚抜きのバランスで世界を感じている」と言う伊藤亜紗さん(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授)。「視覚とはもっと多様で流動的なもの。見えない人と見える人が互いにきちんと好奇の目を向け合うことで、見える人も自分の盲目さを発見できるのではないか」と考えています。
それを実感できる試みの一つが「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」です。見える人、見えない人が美術館の作品を「みんなで見る」というソーシャルな経験を共有する。ここでの語り合い方を、ワークショップの運営をする林建太さんは「まっすぐモード」と「ぶらぶらモード」の交流と呼んでいます。
「見えない世界と積極的にかかわってみたい」そのように思わせてくれる興味深い特集です。





ビッグイシューを販売しているフェアトレードショップの「Teebom」(静岡市葵区駿府町1-50)、
「晴天」(浜松市東区有玉南町2350-4)については、下記ブログをご覧ください

  


Posted by ビッグイシュー静岡読者会 at 15:22Comments(0)読者の皆さんへの報告

2021年07月20日

①販売者によるビッグイシュー「定期購読」の発送業務について、②411号発売中。

ビッグイシューを定期購読している読者の皆様、郵送されてくる封筒に販売者からのメッセージが書かれたシールが添付されているのに気付かれましたか?
(写真では加工してありますが、販売者の実名入りです)

ビッグイシューの販売者に渡る収益は、路上販売により450円の雑誌が1冊売れるごとに230円となっています。
郵便による定期購読の場合は、販売者への直接的な還元はなく、売り上げは雑誌の継続的な発行や販売サポートに充てていました。
しかし、コロナ禍により路上販売が減少している販売者への支援として、2020年11月15日から定期購読者や図書館への雑誌発送をは販売員の仕事として開始しています。
6c394b55-1d45-49bd-a8f7-5957a04dca89
(写真は、ビッグイシューHPより)

現在では、全国約2200の定期購読者に対して販売者の中で希望する人が順番で発送作業を行い、小商い(小さな仕事)として収入を得る仕組みとして定着しています。
※発送作業を行う販売者には、個人情報の取り扱いに関する取扱いに書面で合意してもらい、コーディネーター役の事務スタッフと確認しながら進めています。

定期購読・図書館購読の発送作業日は、毎月1日・15日の最新号発売日の前日。発売日前日になると、路上での売り上げが芳しくないことが多く、その意味でも現金収入が見込める仕組みが販売員に喜ばれています。
販売者からは「路上の売れ行きも落ちているときなので、現金収入があるのはとても助かる」という声も聞かれています。

そして2021年7月からは、それぞれの発送担当者が誰かわかるよう、記名入りシールの貼付を始めました。販売者の仕事のやりがいにもつながる上、お客様もつながりを感じられると好評なようです。

定期購読することでも、多くのホームレスの生活改善につなげることができます。知人友人にもご紹介ください。
現在3か月間の購読から始める「第6次「コロナ緊急3ヵ月通信販売」実施中です。 ⇒ こちらから


ビッグイシュー411号発売中です。

いよいよ2020東京オリンピックが始まります。
「私の分岐点」は、元バトミントン選手の高橋 礼華さん。
分岐点はと聞かれ、「人生の輝ける瞬間は次々に塗り替えられていくと考えていて・・・」と、ダブルスで金メダルを獲得したリオ五輪だけではないと答えています。また、「決断は早いほう」と言い、「バトミントンという瞬時の決断が求められる競技を続ける中で鍛えられたのかもしれない」「私生活含めて自分の決断を後悔することはない」と語っています。サバサバした性格と言っていますが、常に前を向いている姿勢が感じられるインタビューです。

特集は、究極の自由メディア「ZINE」
持たざる者の、自由なアナログメディアの”ZINE”。ジンは、誰もが自由に自分の意見や感覚を発信する少部数の出版物です。
自分を理解し、自分を伝えるエクササイズとして広がっています。
自身もジンを作ってきた野中モモさんは「もともと持たざる者のメディア。大きな資本力もコネも持たない個人が今すぐ何かを伝えるため、手作りし共有してきた“オルタナティブ・カルチャー”を育むプラットフォームです」と言っています。
野中さんに、ジンの歴史をはじめジンの世界の魅力を。また、ジンを読み語る3つの集い「Morning Zine Circle」「ZINPHONY」「Our Table for zine sharing」のみなさんにインタビューしています。

スペシャルインタビューは、オーランド・ブルーム
『ロード・オブ・ザ・リング』のレゴラス役で多くのファンを獲得し、その後『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『ホビット』シリーズなどアクション・ファンタジー映画に欠かせぬ存在ともなったオーランド・ブルーム。ハリウッドの同世代が次々と銀幕を去る中、今もなお存在感ある俳優です。ビッグイシュー英国版で、若き日々を振り返っています。

その他、「先住民の土地で原生林の伐採」が問題となっているカナダ・バンクーバー島からのレポート「復帰運動に火をつけたおばぁの”サンマ裁判”映画『サンマデモクラシー』」の紹介など読みどころいっぱいの411号となっています。


ビッグイシューは、フェアトレードショップの「Teebom」(静岡市葵区駿府町1-50)、
「晴天」(浜松市東区有玉南町2350-4)で毎号販売しています。
バックナンバーも注文できます。
詳しくは、下記をご覧ください。   

  


Posted by ビッグイシュー静岡読者会 at 15:14Comments(0)読者の皆さんへの報告

2021年07月06日

410号(2021.7.1)発売中!特集「枝元なほみさんの夏の在宅自炊指南~えいやっと作って元気に暮らす~」


ビッグイシュー410号(2021.7.1)が発売中です。
特集は、料理家 枝元なほみさんによる『夏の在宅自炊指南 「えいやっ」と作って元気に暮らす』
コロナ禍で外出自粛が続くなか、自炊が増えている人も多いと思います。 でも毎日のことで献立がマンネリになったり、作ること自体めんどうくさくなっていることはありませんか?
そんな皆さまに、枝元なほみさん(料理研究家)が、384号「在宅自炊指南」特集(2020.6.1)に続いて“夏の在宅自炊指南”を提案してくれます。
そのコンセプトは、おいしそうな彩りが食欲をそそり、「えいやっ」とすぐに作りたくなるメニュー!!
夏の暑さに負けてつい、あっさりした麺類などに走りがちですが、栄養が偏らないような工夫や、手間を減らす作り置きなどの知恵を紹介しています。
早速試してみて、このコロナ禍におけるつらい夏を乗り越えましょう!
枝元なほみさんは、認定NPO法人「ビッグイシュー基金」の共同代表でもあります。
昨年の10月には、枝元さんの構想により、ビッグイシューが生活困窮者支援と食品ロス解消のために「夜のパン屋さん」を始めています。
ビッグイシュー誌面では、395号(2020.11.15)で紹介しています。
この活動は、NHKでも取り上げられて注目されています。 ⇒  こちら

ビッグイシューの活動に協力していただいている枝元なほみさんの料理そして活動にこれからも注目していきたいと思います。

その他の記事では、アカデミー賞で3冠に輝いた映画『ノマドランド』が描いている米国のノマドを紹介している特集があります。
「車上生活者10万人以上 年金で暮らせず、働きながら移動する高齢女性たち ~映画『ノマドランド』が問いかけたもの」
この映画の原作はジェシカ・ブルーダーによるノンフィクション『ノマド:漂流する高齢労働者たち』(2018年刊)
定年を過ぎても働かざるをえないリーマンショック不況で急増した車上生活者の背景をまとめています。
ブルーダーはノマドがコミュニティを形成していることに注目し語っています。
「ノマドの人たちの多くが単身で車上暮らしをしているのにコミュニティを形成している。それがお互いにとって物資両面でのセーフティーネットにもなっている。これは私たちの文化に対する辛辣な批判と言えそう」
「物資的資源が全く足りてない彼らが唯一持っているのが人とのつながり。それこそがノマドらしさを最もよく物語っている」と。

ビッグイシューは、フェアトレードショップの「Teebom」(静岡市葵区駿府町1-50)、
「晴天」(浜松市東区有玉南町2350-4)で毎号販売しています。
バックナンバーも注文できます。
詳しくは、下記をご覧ください。   
現在、第6次「コロナ緊急3ヵ月通信販売」の募集中です!!。通信販売もご利用ください。
ビッグイシューのHPから申し込みできます。 ⇒ こちらから



  


Posted by ビッグイシュー静岡読者会 at 16:04Comments(0)読者の皆さんへの報告

2021年06月21日

①「たなばた2021」届けみんなの声! ②409号販売中

ビッグイシュー静岡読者会も利用登録団体として参加しています「静岡市清水市民活動センター」で、「~届け!みんなの気持ち~たなばた2021」が始まりました。
コロナ禍で、様々なイベントが中止となっている中、七夕まつりをセンターで開催し、みんなの声を届けたいと、天の川飾りをして盛り上げています。多くの団体・個人が賛同して協力しています。
読者会も次の願い事をメッセージとして掲げてもらいました。
「コロナ禍の早期収束を願います。この災難で現社会の問題点が顕在化しました。まずは、コロナ禍で被害を受けた人々の支援を進めましょう。その為には、公助→自助→共助が成り立つ社会そして政治が必要です。」

皆さんも参加してみませんか。センターのHP ⇒ こちら

長期に渡るパンデミック状態で、心身ともに疲弊しています。生活が大変となっている人も多く、様々な活動が制限されてもいます。少しでも、気持ちも行動も前を向いて進めことができるよう、”願いごと”を発信しながら、可能なところから取り組んでいきたいと思います。

ビッグイシュー409号発売中です。

特集は、ひきこもり アップデート ー 斎藤環ゲスト編集長
内閣府の調査では、15~39歳で約54万1000人(2016年度)、40~64歳で約61万3000人(2018年度)。概算で100万人を超え、シニア層のほうが多いという驚くべき”ひきこもり”の実態。今やひきこもりは若者に限らず、あらゆる世代に存在しています。
この特集は、30年間、ひきこもり問題の研究や支援をしてきた斎藤環さん(精神科医、筑波大学教授)がゲスト編集長として、ひきこもり問題の歴史や当事者の素顔、問題解決への道筋について語っています。
「世間ではいまだにゴミ屋敷の中で無精ひげを生やしネットゲームに没頭している人というひきこもり像が独り歩きしているが、実際はそんな人はほんの一握りで“非常に困難な状況にあるまともな人たち”」「自分には生きる価値がない、死にたいと口走りながらも自殺率が高くないのは高いプライドが支えているから」「原因を家庭環境だけに求めることは間違っている。ひきこもりはどんな家庭でもどんな人にも何歳からでも起こり得る問題。多いのは両親が常識人で仕事もしている中流家庭であるが、受診につながりにくい貧困層にもかなりいることがわかってきている」「ひきこもるようになった原因も人それぞれ。きっかけがわからない人も多いが、シニア層で多いのは職場での人間関係や退職、若い人で多いのが不登校」「日本では家庭の絆を重んじる自助の精神で家族が支えるという前提で制度がつくられてきた歴史がある。そのツケとひきこもりの長期化・高齢化によってすでに始まっているのが80代の親が50代の子の生活を支えざるを得なくなる8050問題」「家族は社会と接点を持ち個人は家族と社会の両方と接点を持っているのが通常のシステム。ところがひきこもりシステムでは当事者は家族とも社会とも接点を持たず家族もひきこもり問題に関しては社会と接点をもっていない。3者がバラバラの状態が非常に安定しているので長期化してしまう」「コロナ禍の中、不登校や職を失ったことが引き金になり、ひきこもる人が増えるのではないか」・・・・・・・・・・・・・・
まずは、この特集を通じて、ひきこもり問題の現状を捉え、支援の在り方などを考えてみたいですね。
最後に斎藤さんは語っています。「昔よりはひきこもりの認知度も高まり、自助グループも増えたので本人や家族は是非声を上げてほしい。」・・・(支援としては)「相談窓口で待つだけでなく、ニーズがあっても声をあげられない人が少しでも支援につながるようにアウトリーチして、顔だけでも見て帰ってくるような”マイルドなお節介”を惜しまない社会であってほしい」と。そして、「疲れたらひきこもって、元気になったらまた社会参加する。ひきこもりを”ひと休み”とか”休養”と言い換えてもいいですし、そういうことがカジュアルにできる社会が理想」と。
難しい問題ですね。とにかく、当事者の状況に沿った対応が必要だと思います。

スペシャルインタビューは、オリビア・ニュートン・ジョン
1975年の「そよ風の誘惑」や81年の「フィジカル」などでカントリー・ポップス界の代表的歌手となり、日本でも人気を集めたオリビア・ニュートン・ジョン(72歳)。92年に乳がんが発覚し、治癒への道が見えたものの再発、現在は自身で植物療法を実践しつつ、世界中のがん患者のために財団まで設立しています。

その他の記事では、同志社大学の浜矩子教授のコラムがお勧めです。
河井元法相に実刑判決、政治とカネに関する問題が相次いでいる中、是非読んでほしいコラムです。
タイトルが、「召命意識なき日本の政治家たち」。
「日本の政治家に召命感はあるか。自分は政策を立案しそれを実行するというこの仕事を遂行すべく召し出されている。そのような思いを抱いて働いている政治家が世にどれだけいるか‥‥不祥事発覚で退場していく多くの政治家が我が願いとはあまりにもかけ離れたところにいる」‥‥。
浜教授は、昨年ビッグイシュー394号(2020.11.1)では「天は人に自助を求めない」のタイトルで、菅首相が掲げた「自助・共助・公助」の順序設定に対しての批判を掲載しています。
「政策責任者たるもの、ひたすら公助のあり方だけを考えていればいい。いや、そこに専念すべき。政策責任者は奉仕者だ。‥‥国民に向かって「まず自己責任で何とかしろ」などと説教を垂れることは彼らの職務内容に含まれていない。‥‥努力したくても努力できない事情や状況を抱えている人々もいる。‥‥これらのことに関する我々の認識が深まる中で公助というものが生まれ出てきた」‥‥。
「公助・自助・共助」が成り立つ社会そして政治が必要です。召命感を持った政治家のもとに進めてほしいと思います。


ビッグイシューは、フェアトレードショップの「Teebom」(静岡市葵区駿府町1-50)、
「晴天」(浜松市東区有玉南町2350-4)で毎号販売しています。
バックナンバーも注文できます。
詳しくは、下記をご覧ください。   
現在、第6次「コロナ緊急3ヵ月通信販売」の募集中です!!。通信販売もご利用ください。
ビッグイシューのHPから申し込みできます。 ⇒ こちらから





  


Posted by ビッグイシュー静岡読者会 at 12:19Comments(0)読者の皆さんへの報告

2021年06月07日

①映画『HOKUSAI』の続映が決定! ②頑張れ!大坂なおみ ③408号販売中!

前回ブログで案内しました映画『HOKUSAI』の6月17日(木)までの続映が決定!
5月28日から静岡シネ・ギャラリーで上映されています映画『HOKUSAI』が、好評につき、6月10日終了予定のところ、17日(木)までの続映が決定しました。
6月10日まで ①10:05②14:45 6月11日~17日 ①10:05
静岡シネ・ギャラリーのHP ⇒ こちら
多くの方に来場していただいている結果です。
米LIFE誌の「この1000年で最も偉大な功績を残した100人」にレオナルド・ダ・ヴィンチなどと並び、日本人でただ一人選ばれた世界的なアーティストである葛飾北斎。その生き様が、豪華キャストで描かれています。
その静岡シネ・ギャラリーにおいて、引き続きビッグイシュー406号を販売しています(3階の受付にて販売中)。
主演の柳楽優弥と田中泯両氏が、作品に対する思いを語っています。
ビッグイシューを片手に、映画『HOKUSAI』を楽しみましょう!
本当にお勧め、必見の1作です!!!


頑張れ!大坂なおみ。一石を投じたその勇気を応援しましょう。
ビッグイシュー404号(2021.4.1発売)では、「変革に必要なのは、あらゆる人々の団結 人と違うこと、実はクールなんだと思えるようになってほしい」というタイトルで、自身のアイデンティティや社会問題への思い、メディアの報道や向き合い方について語っていました。
インタビューの最後には、「さまざまな分野で先頭に立って活躍している女性たちへのアドバイス」として「どんな分野でも”初”になるのは本当に大変だと思う。前例はないし、あれこれ言ってくる人がたくさんいる(特にネット上がひどい)。アドバイスとしては、よそ見をせず、敵対的な考えには耳を貸さず、全力を尽くしてほしい」そして「目標を定めたら、あとは不安に負けないことがいちばん」と語っていす。

今回の行動・告白が、様々な改善につながってほしいと思います。再び元気な姿を見せてくれることを願ってやみません。
ビッグイシュー404号は、バックナンバーとして注文可能です。
静岡県内では、フェアトレードショップの「Teebom」(静岡市)、「晴天」(浜松市)で注文できます。


ビッグイシュー408号好評販売中です。


特集は、植物力 ー 毒・薬と香り
植物のパワーと食べ尽くされないよう毒や香りなどで身を守っているなどのの奥深い世界を紹介している特集です。

植物学者の田中修さん(甲南大学特別客員教授・名誉教授)には、植物の「生存戦略」を聞いています。
植物は、食べ尽くされては生き残れない。そこで①からだを守る、②子孫を残す、③人間とともに生きるという3つの「生きる力」を発達してきたと言う。
①「からだを守る」ためには有害物質を使っている。ジャガイモの芽にはソラニン・チャコニンが、トリカブトの葉や根にはアコニンという毒が・・・・・・・
②「子孫を残す」ためには、裸子植物は葉粉を風に乗せて飛ばし、被子植物はきれいな花や蜜でハチやチョウを呼び寄せて花粉を運んでもらう・・・・・・・
③「人間と共に生きる」ためには、ソメイヨシノはただ美しさを人間に提供するだけで大事にしてもらえる、また”毒変じて薬となる”ことで人間と共生するものがたくさん存在・・・・・・・・・
身近な植物の「生きる力」を紹介しているとても興味深い特集です。

また、医療の分野で大きな注目を集めている香りの可能性について、丹治邦和さん(弘前大学大学院医学研究科助)に聞いています。

インタビューものを二つ掲載。
スペシャルインタビューは、リズ・アーメッド
4月に発表された今年の米アカデミー賞で、史上初めてノミネートされたパキスタン出身の両親のもとに英国で生まれたムスリムの俳優リズ・アーメッド。ラッパーとしても活躍、アジア系・イスラーム教徒の声を積極的に発信し、2017年には米タイム誌が選ぶ「最も影響力のある100人」に選ばれています。

リレーインタビュー・私の分岐点は、落語家 林家たい平さん
1988年、師匠の林家こん平に入門し、00年、真打昇進。「たい平ワールド」と呼ばれる芸風は老若男女を問わずファンが多く、『笑点』大喜利メンバーとしても有名な林家たい平さん。元々は「落語家になろうだなんて夢にも思っていなかった」と話すたい平さんが落語家を目指すきっかけとなったのは、大学3年生の時、偶然ラジオから流れてきた5代目柳家小さん師匠のある一席でした……。
最後に語る「できないこと、不条理なことを笑いに変えるのが落語」がとても印象的なインタビューです。


ビッグイシューは、フェアトレードショップの「Teebom」(静岡市葵区駿府町1-50)、
「晴天」(浜松市東区有玉南町2350-4)で毎号販売しています。
バックナンバーも注文できます。
詳しくは、下記をご覧ください。   
現在、第6次「コロナ緊急3ヵ月通信販売」の募集中です!!。通信販売もご利用ください。
ビッグイシューのHPから申し込みできます。 ⇒ こちらから

  


Posted by ビッグイシュー静岡読者会 at 12:38Comments(0)読者の皆さんへの報告

2021年05月19日

①映画『HOKUSAI』静岡シネギャラリーで上映。ビッグイシュー販売します! ②最新号407号紹介。

123
「フェアコミフェス」の中止は、多くの方に期待していただいていたイベントだっただけに残念です。
コロナ終息後には、必ず開催されますので、改めて案内します!

ビッグイシュー406号で取り上げていました映画『HOKUSAI』が、5月28日(金)から静岡シネギャラリーで上映されます。
映画『HOKUSAI』の公式HP ⇒ こちら
静岡シネギャラリー(サールナートホール)は、松坂屋駐車場の東隣の茶色い建物です。
昨年10月に、静岡市他主催、読者会共催で映画『ダンシングホームレス』の上映会を実施した映画館です。



その「静岡シネギャラリー」で、ビッグイシュー406号を販売していただけることになりました。
静岡シネギャラリーの皆様に感謝いたします。
静岡シネギャラリーのHP ⇒ こちら



映画を観る前に、また観た後に、青年期を演じた柳楽優弥さんと老年期を演じた田中泯さんの二人が北斎の描こうとした”自由への思い”を語っている406号スペシャルインタビューを読んでみましょう。
”今だから、見えるものが、きっとあるー”
人生・表現・移動・職業、あらゆる自由を求めて闘い続けた「北斎」の姿が、より理解できると思います。

ビッグイシューのインタビューで、田中泯さんは、語っています。
「心のよりどころ、人生の指針、生きる意味。それが北斎の時代より、現代は退化している気がする。自分の頭や心で何かを考え感じなくても、誰か他人が自分の言葉を代弁してくれる時代。寂しさや苦悩もテレビやゲーム、レジャーランドなどの娯楽が紛らわせてくれる。本当の意味での”自由を渇望する必要もない。だからこそ北斎や彼と同時代の人々の生きざまに強烈に惹きつけられる」と。
コロナ禍で1年間公開が遅れた映画『HOKUSAI』ですが、今のこの困難な時期にこそ観たい映画ですね。
ビッグイシューを片手に、映画『HOKUSAI』を観て感じて楽しみましょう。


407号販売中です。

スペシャルインタビューは、カズオ・イシグロさん。
ソーシャルワーカーとしてホームレス支援にも携わった20代を経て、35歳で英国文学最高峰のブッカー賞、2017年にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロさん。
新作『クララとお日さま』では、AIロボットが人との交流を通じて「人間一人ひとりを特別な個人にたらしめているもの」を探る過程を描いています。

イシグロさんは、ノーベル賞の講演終盤で、政治と科学に対する不安と希望について語っています。彼は、私達の生きる現代を一変させる技術ー人工知能やゲノム編集、監視システムーを日々注視しています。
そして、自由民主主義の行く末を憂いています。
「私は子供のころから社会はリベラルな方向へ絶えず進歩していくに違いないという甘い考えを抱いてきた。停滞と再始動、対立が繰り返されたにもかかわらず、概ねそんなふうに感じてきた」。しかし今は「私のような人間が当たり前だと受け止めてきたことが深刻な脅威にさらされている」と。
新作『クララとお日さま』で伝えたいメッセージを読んで考えてみましょう。

特集は、“調べる”っておもしろい
いま、何かを調べることはとても容易い!?
けれど、ネットで検索できる情報は玉石混淆。迅速に必要な情報を受け取ることができる反面、フェイクニュースなどの誤った情報や不正確なデータによって被害を受けることもあります。
この特集では、あふれる情報に振りまわされるのを避けるには「ちゃんと調べるコツ」を身につければいいと教えています。そしてそれはちょっとした知識を持てば、思うほどむずかしいものではないと。
宮内泰介さん(北海道大学大学院教授)に「おもしろくて、楽しい。自分で調べる技術」を、上田昌文さん(NPO法人「市民科学研究室」代表理事)に「市民の、市民による、市民のための科学調査」について聞きいています。

調べ、共有し、一緒に解決法を考えることは民主主義社会の基本中の基本だと宮内さんは言います。
「調べるということは、相手の意味世界に創造力を働かせるということ。多様な価値観や意見がある中で、相手には何が見えているのかと、歴史や現状認識、そういうものに対する想像力を養うこと自体がフィールドワーク。それぞれに見えている景色があることを了解し、話をする。それは、背景や文化の異なる人たちが一緒に生きていく社会では必要なこと。同様に文献調査も書いた人の意味世界に入っていくことであり、統計も数字を集めた人の意味世界をたどることだといえる。結構大変な作業でも意味世界を理解できた時の”わかった”という実感は調べる楽しさでもある。そして”ちゃんと調べる”人が増えれば増えるほど民主主義は豊かになる」と。


もう一つ、注目すべき記事が、「世論調査NOW!2 90年代から若者の投票率下がる この停滞から立ち直るための希望は?」三浦充希さんのレポートです。
内閣府が実施した「生活全体の満足度」「子育てのしやすさ」、また投票率に関する調査などを読み解き説明しています。
三春さんは最後にこう語っています。
「本当に社会を変えていくことができるのは、社会のおかしさを感じられる人たち。この社会の矛盾を敏感に察知し、うまく生きていけないと思い悩むからこそ何かを見出す希望があるはず。そうした人たちが力を取り戻すことと投票率が上がること、そして日本が停滞から立ち直ることは同時に起こるような気がしてならない」と。

読みどころ満載のビッグイシュー407号を読んでみましょう。
ビッグイシューは、フェアトレードショップの「Teebom」(静岡市葵区駿府町1-50)、
「晴天」(浜松市東区有玉南町2350-4)で毎号販売しています。
バックナンバーも注文できます。
詳しくは、下記をご覧ください。   
現在、第5次「コロナ緊急3ヵ月通信販売」の募集中です!!。通信販売もご利用ください。
ビッグイシューのHPから申し込みできます。 ⇒ こちらから 




  


2021年05月15日

【重要連絡】5月29日(土)「フェアコミフェス」の中止連絡

開催連絡していました5月29日(土)「フェアコミフェス」が、現下のコロナ禍の状況から中止となりました。多くの方にビッグイシューをお知らせする良い機会でしたが、残念です。
今後もこの「フェアコミフェス」の取り組みに賛同し、読者会として連携していきたいと思います。
改めて開催される場合は、ブログ等で連絡します。


フェアコミフェスのFacebookページは ⇒ こちら

  


Posted by ビッグイシュー静岡読者会 at 10:20Comments(0)読者の皆さんへの報告

2021年05月04日

①5月29日(土)「フェアコミフェスしずおか」に読者会が出店し、バックナンバー販売します! ②406号好評販売中

23
5月29日(土)に静岡駅北口、静岡パルコ前にあります小梳(おぐし)神社にて、第7回「フェアコミフェス」が開催されます。 



「フェアコミフェスタ」とは、フェアトレードやコミュニティトレードを身近に!生産者と消費者をつなげる静岡で唯一のイベントとして2014年から始まり、今回が第7回目の開催です。フェアトレード商品や地場産品、こだわりの素材や製法で小さいながらも頑張っているお店・事業者と消費者の出会いの場です。

「フェアコミフェス」のHPはこちら ⇒ フェアコミフェスしずおか
コロナ感染防止策を講じての開催です。


そのフェアコミフェスにおいて、フェアトレードやコミュニティートレードのお店と共に、「ビッグイシュー静岡読者会」が出店します。
読者会は、雑誌ビッグイシューを毎号販売しているフェアトレードショップ「Teebom」(静岡市)と「晴天」(浜松市)との連携の中でこの出店が実現しました。(下の写真は、昨年6月24日中日新聞朝刊記事)

雑誌ビッグイシューをバックナンバーも取り揃えて販売すると共に、ビッグイシューの紹介活動を展開します。

【販売予定のバックナンバー】
①392号(2020.10.1)【特集】アップデートしたいLGBT 【インタビュー】蒼井優(映画『スパイの妻』)
②397号(2020.12.15)【特集】こんにちは!絶不調 【スペシャル】スヌーピーと仲間たち
③400号(2021.2.1)【特集】希望へ、英国米国ドイツからの報告 【インタビュー】奈良美智
④402号(2021.3.1)【特集】ふくしま、10年という時間 【インタビュー】ナオミ・ワッツ
⑤404号(2021.4.1)【特集】にぎわう、空き家いちば 【インタビュー】大坂なおみ
⑥406号(2021.5.1)【特集】コロナ禍で考えた民主主義 【インタビュー】柳楽優弥&田中泯(映画『HOKUSAI』)
バックナンバーは、販売部数に限りがありますので、早めのご来場をお願いします。

また、当日は、食品ロスと困窮者支援に取り組んでいる認定NPO「フードバンクふじのくに」のフードドライブも同会場で実施されます。家庭に余っている賞味期限が2か月以上ある常温保存ができる未開封の食品を回収します。

読者の皆様、ビッグイシューの活動を広く多くの市民に伝えましょう。
またフェアトレード商品や地場産品の販売、フードバンクへの食料の提供に協力しましょう。
ご来場をお待ちしています。


【406号】の記事紹介

スペシャルインタビューは、柳楽優弥&田中泯
世界にその名を轟かせる画家・葛飾北斎。彼はいったいどのような時代を生き、そして何を描こうとしたのでしょうか。映画『HOKUSAI』で、稀代の絵師の青年期を演じた柳楽優弥と、老年期を演じた田中泯の二人が、北斎の描こうとした“自由への思い”を語っています。

柳楽優弥さんは語ります。
「江戸時代も現代も、世の中には常に制約がある。だけど自分の信じることをやり続ければ、時代の荒波を跳ね返すことができる。北斎の描いた波の絵を眺めていると、そう感じてくるんです」
田中泯さんは語ります。
「いつの時代も世間は常識や前例で個人を平均化しようとする。だけどそういう飼いならされた生き方や価値観を意識的にひっくり返そうとしたのが北斎。この作品を通じてこう問われているような気がする。”お前はどういう理由で今、ここにいることを選んだのか。お前にとって生きるとは何か”と」
コロナ禍で1年間公開が遅れた映画『HOKUSAI』ですが、今のこの困難な時期こそ観たい映画ですね。楽しみです!!

この映画は、全国で5月28日(金)からロードショーとなりますが、静岡シネギャラリーでも上映されます。
ビッグイシューを片手に抱えて、観に行きましょう!

特集は、「コロナ禍で考えた”民主主義”」
2020年3月11日、WHOの宣言以来1年余り、新型コロナのパンデミックは続いています。今年4月に入って、3度目の緊急事態宣言が出されました。この間の感染者は約54万人、死者約9700人、行政は市民への外出“自粛”と見回りという“監視”をくり返しているだけ。
そのような状況下における、コロナ禍で「民主主義について考えたこと」をテーマにした7人の方のメッセージです。
移動・集まる・対話の自由、声を上げる過程での平等、国民vsピープル、じんわりした社会参加、子どもたちの学ぶ権利、言葉への信頼回復、個人主義と対話の尊重など、興味深い内容です。
改めて、民主主義とは、を考える特集です。是非、読んでみてください!


406号には、「気候危機で問題なのは人間の存在でなく行動」としてグレタ・トゥーンベリさんのインタビューも掲載。
コロナ禍で大規模デモは難しいですが、トゥーンベリが始めた気候危機を訴える運動「FridaysForFuture」はSNSなどを通じて世界各国で続けられています。学校ストライキと怒りのスピーチから2年あまり。自身のこと、大学進学や現在の心境について語っています。


ビッグイシューは、フェアトレードショップの「Teebom」(静岡市葵区駿府町1-50)、
「晴天」(浜松市東区有玉南町2350-4)で毎号販売しています。
バックナンバーも注文できます。
詳しくは、下記をご覧ください。   
現在、第5次「コロナ緊急3ヵ月通信販売」の募集中です!!。通信販売もご利用ください。
ビッグイシューのHPから申し込みできます。 ⇒ こちらから 

















  


Posted by ビッグイシュー静岡読者会 at 12:19Comments(0)イベント開催します読者の皆さんへの報告